【熊本地震から4ヶ月】被災地の今の状況は

先日8月14日、九州は熊本・大分を襲った未曽有の大災害・熊本地震の最初の揺れを観測して4ヶ月が経ちました。

実は私の祖父の家は熊本県内。

地震直後は私自身も学業が忙しく、また交通機関も不十分な状況であったため、行くことができませんでしたが、交通機関もほぼ復旧してようやくお盆に訪れることができました。

高速バスで、規制中の福岡から熊本へ。

車窓からの景色は、以前東北で見た景色と同じものでした。

九州を襲った初めての震度7

2016年4月14日、16日と2度の最大震度7を観測した「熊本地震」。

多くの住宅が倒壊し、死者は50人以上。避難者は一時、18万人超で、いまも自宅に住めない住民は多く、現在も約1800人が避難生活を送っています。

熊本地方気象台によると、一連の地震による震度1以上の有感地震の発生数は8月14日までに1983回に上っています。

熊本県によると、家屋の被害程度を示す罹災証明書の交付件数は37市町村で167829件。

仮設住宅は16市町村69カ所で3111戸の整備が完了。さらに938戸の建設が進められています。

国道57号、阿蘇大橋などの再整備や震災がれきの処理費など熊本地震からの復旧と復興にかかる総事業費は、2兆4835億円に達する見通しと発表され、熊本県に拠点を置く多くの企業も損失を計上。サントリーやソニーなど、いまだに生産ラインが完全に稼働できないために、生産数を縮小せざるを得ない企業も多いのが現状です。

津波はなくとも

熊本県は海に面しているものの、震源地からは遠く、またその海とは内海の「有明海」です。

東日本大震災の際は、地震の影響は小さかったですが、その後に襲った津波で多くの人命と家が失われました。

今回はまさに直下型。震源となった熊本県益城町ではすさまじい被害が出ました。

3292bb9e これは、先日撮影した益城町の様子。

地震によって電柱は傾き、家は今にも倒れそう。瓦礫も道路に溢れんばかりです。

4か月たってもこの状況。まさに東北の時と同じです。

文化財に大きな被害

今回の地震で大変話題に上ったのが、「熊本城」です。

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(熊本城公式Facebookページより)

この写真は地震直後の熊本城。

見るも無残な姿になってしまっています。

日本三大名城のひとつで、最も多くの櫓を持ち、見事な武者返しが残る熊本城ですが、地震によって櫓や塀が崩壊、天守閣の瓦が崩れるなど致命的な被害を受けました。

復旧工事には数十年単位の時間がかかるといわれ、その被害の甚大さがうかがえます。

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(熊本城公式Facebookページより)

そしてこれ以上の倒壊を防ぐため、大掛かり緊急工事が現在行われています。復旧工事に当たる前の段階ですね。

先日見てきた様子がこんな感じ。

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まだまだ、復旧工事工事の段階には至りませんが、早く美しい熊本城の復活が見たいものです。。

おわりに

僕は2011年の東日本大震災の後、2度東北を訪れ、その被害の悲惨さと、住む人々の思いを取材してきました。当時高校生で福岡に住んでおり、もちろん取材には全力を注ぎ、良い記事も書いたという自負もありますが、遠い東北の出来事という思いはぬぐえませんでした。

しかし、今回はまさに身近なところで起こった大災害。

先日見てきた熊本の街は、道中の道路脇にはブルーシート、修理や工事を行うビルが並び、道路はひび割れが各所に見られました。

そして街中には「くまもと がんばるモン!」の看板。

熊本地震で亡くなられた方へのご冥福と、いち早い復興をお祈りします。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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