京都駅前に多言語・緊急地震速報対応デジタルサイネージが設置 V-Low放送「i-dio」を活用

「i-dio」(V-Low マルチメディア放送)を推進するBICは、京都の有形・無形の文化遺産を保全する取り組みである「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」による「平安京羅城門模型移設プロジェクト」がJR京都駅前に設置するデジタルサイネージ端末に、新放送サービスによる多言語での緊急地震速報を受信する機能を搭載したと発表しました。

大日本印刷プレスリリース

FM東京プレスリリース(PDF)

i-dioとは

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新放送サービス「i-dio」は、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯(VHF-Low 帯=99MHz~ 108MHz)を利用して創設された放送サービス。既存のテレビでもラジオでもない全く新しい“第 3 の放送”です。 テレビは「映像」を送る、ラジオは「音声」を送ることが義務付けられていますが、「i-dio」は、映像・音響・データ など、デジタルデータなら何でも送ることが可能。また放送波で送信するため、通信とは異なり、輻輳もなく、不 特定多数に情報を送ることができ、さらにリアルタイム放送・蓄積型放送も可能です。現時点での放送エリアは 東京・大阪・福岡・名古屋・静岡。順次全国へと拡大中です。

BICはエフエム東京が中心となって設立した会社で、ネット配信とは異なりアクセス集中による回線の混雑が起こらないi-dioを普及させるもの。エフエム東京、産業革新機構、日本政策投資銀行、ジグノシステムジャパン、フェイス、パー ク 24 など、35 社が資本参加する V-Low マルチメディア放送事業全体を推進する持株会社です。

i-dio公式ページ

多言語防災サイネージを国内初導入

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デジタルサイネージでは、i-dio放送を受信して緊急地震速報を5言語で表示します。放送波であるため回線混雑などの心配がなく、外国人観光客も多く訪れるJR京都駅前における災害時の緊急情報発信に役立てていくとのことです。近畿のi-dio放送事業者である大阪マルチメディア放送が配信を受け持ちます。

「平安京羅城門模型移設プロジェクト」は、1994年に平安建都1200年記念事業の一環で制作された平安京正門「羅城門」の10分の1サイズの模型を、JR京都駅前に移設するプロジェクト。

趣旨に賛同した大日本印刷(DNP)が、同模型の横にタッチパネル式のデジタルサイネージ端末を設置し、平安京と羅城門の歴史などを解説するコンテンツを、日本語や英語、中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語の5言語で配信し、京都を訪れる人々が 日本の歴史や文化を理解する糸口を提供します。

今回の事例は、i-dioによる多言語防災サイネージの初の導入事例で、大日本印刷は今回のデジタルサイネージに搭載したような防災情報配信機能を軸に、駅や空港、学校などの公共空間に向けた更なるサービス拡販を推進する方針と明かしています。

外国人観光客が多く訪れる京都駅前での多言語による地震速報表示は、緊急時に効果を発揮することが期待されますね。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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