Google「Android 9 Pie」を発表 AIによる予測強化でユーザーの動きにあった端末へ

Googleは8月7日(現地時間)、同社の次期モバイル向けOS「Android 9 Pie」を発表しました。

今年3月にプレビュー版、5月にベータ版が発表されていましたが、今回、正式にAndroid 9がリリースされました。新バージョンの愛称については、おなじみのお菓子の名前にあわせて「Pie(パイ)」と名付けられました。

GoogleーAndroid 9 Pie

Google Blog

Android 7.0 Nougat(ヌガー)、Android 8.0 Oreo(オレオ)に続いて、おなじみとなっている甘いお菓子のニックネームは、は「Pie(パイ)」。

Android 9 Pieの大きな変更点は、ユーザーの動向をAIが学習し、よりスピーディーに、より賢くスマートフォンを使えるようになっていることです。

Android 9 Pieでは、それぞれのユーザーがどのようにスマートフォンを使うのか機械学習し、個々のユーザーにより合った使い勝手を実現します。どのアプリをバッテリー消費において優先すべきかを学習する「Adaptive Battery」や、環境に応じて画面の明るさを調整する「Adaptive Brightness」などなど。

またアプリの使い方を学習し、次にユーザーが見るだろうアプリを予想して、次の操作をリコメンドしてくれる「App Actions」など、ユーザーがいちいち設定せずとも、日々の動きをすべて予想・学習してくれます。

もう1つの大きな変更点が、ナビゲーションの刷新です。

ここ何代かのAndroidで標準だった3アイコンのナビゲーション(戻る、ホーム、オーバービュー)に代わって、新たに採用された新しいナビゲーションは、ホームバーを押すとアプリをスワイプで切り替えることができるというもの。オーバービューボタンを押してアプリをサムネール表示にする必要がなく、ホームバーを上にスワイプすると最近使ったアプリがフルスクリーンでプレビューできます。またユーザーが使うかもしれないアプリの候補もここに表示し、もう一度上にスワイプするとインストール済アプリの一覧画面が表示されます。

また選択したテキストの意味に応じて使いそうなアクションをサジェストしてくれる「Smart Text Selection」がマルチタスクの画面から使えるように

秋のアップデートでは、「Slices」という機能を追加する予定としています。Slicesは、アプリの機能とGoogle検索をリンクさせる機能です。使おうとしているアプリの一部情報を少しだけ提供してくれるというもので、ホールパイではなく1スライスだけ食べるというイメージ。Google Blogでは、配車アプリの「Lyft」を例に、LyftとGoogle検索するとLyftアプリの1部分=1スライス=家までの料金などが表示されます。ユーザーがスマートフォンをよりスピーディーに使えるための工夫です。

また、iOSでも導入されて流行の機能となっている「デジタルウェルネス」機能も登場しました。デジタル端末の使い過ぎ、インターネットの見過ぎといった問題を、デジタルの力でサポート。端末をどのように、どれくらい使っているのかをレポートしてくれる「Dashboard」が登場します。

ほかにも各アプリの利用時間を設定できる「App Timer」や、強化された通知オフモード「Do Not Disturb」、就寝時間前には画面カラーが淡いグレーになる「Wind Down」など、ライフスタイルや健康をサポートする機能が搭載されています。

このほか、ニューラルネットワークAPIの最新バージョンが追加され、複数のカメラへの対応や、画像フォーマットの「HEIF」のサポート、屋内測位へのサポートも追加されました。

まずはグーグルのスマートフォンであるPixel向けに提供され、今後は、ソニーモバイル、Xiaomi、One Plusなどが導入していく予定です。

どーも、知ってるでしょう、Googleでございます。おいパイ食わねえか!(「水曜どうでしょう」より)

 

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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