PayPal、クレカ不要の銀行口座決済サービスを開始へ 個人も「支払いの受け取り」可能に

オンライン決済サービス「PayPal(ペイパル)」は6月25日、クレジットカードがなくても銀行口座との連携で決済できる新サービスを開始すると発表しました。

PayPal

PayPalは、世界で2億4000万人以上に利用されている、インターネットショッピングなどでのオンライン決済サービスです。2002年にebayに買収されたのち、2015年にebayから独立。現在、200以上の地域でサービスを提供し、100以上の通貨での決済に対応。2017年の収益は130.6億ドル(約1.43兆円)、取扱高は4560億ドル(約49.94兆円)と、まさにネット決済界の巨人です。

これまで、PayPalで支払いを行うにはクレジットカードやデビットカードの登録が必要でしたが、同サービスの支払いを銀行口座を利用してリアルタイムで行える新機能を7~8月に順次導入すると発表しました。口座振替を追加したことで、クレジットカードを持っていない人、カードを使いたくない人でも安心してペイパル決済が利用できるようになります。

新機能では、PayPalに銀行口座を登録してPayPalの口座と連携。銀行口座の振替機能を使って支払います。なお銀行口座からPayPal口座へのチャージはできません。

連携可能な銀行口座は、サービス開始時点でみずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行の個人口座です。

銀行口座の登録には、PayPalのアプリまたはマイページにログインし、銀行名や契約者名義、口座番号などを入力する簡単なステップだけで完了する。なお登録は、7~8月に行われる最新のアップデート後になります。

ECサイトでの買い物などの支払いを銀行振込で行う場合、通常は手数料が発生しますが、PayPalにひも付ければ手数料はゼロになるのが大きな利点です。またPayPalで一定金額を定期的に支払う場合も、銀行口座をひも付けておけばその度に振り込む必要がなく、自動で支払うことができます。

個人も「支払いの受け取り」可能に

またPayPalで支払いを受け取る「ペイアウト機能」も7月以降に拡充されます。クラウドソーシングやクラウドファンディング、フリマアプリなどのC2Cビジネスが盛んになり、企業から個人へ支払う機会が増えていることが背景にあるといいます。

この機能は「ペイアウト」と呼ばれ、企業側からは支払先のPayPal IDのメールアドレスおよび支払い金額の2つが指定できれば送金できる。従来はお金を支払う企業自身や間に入る決済代行業者などが、ユーザーの口座番号などを保存し管理してきたが、ペイアウト機能を使えば管理コストが軽減される。

企業から個人への支払い機能については、1回あたり10万円までであれば本人確認不要で、個人アカウントで支払いを受け取れるというもの。口座引き出し時に本人確認が必要ですが、支払額を決めて本人のメールアドレスに送信するだけで送金が完了するので、国内外問わず送金が可能。手数料は支払額の2%で、支払企業がこれを負担します(国内へは最大120円、海外へは最大5000円)。また一斉送付もできるため、企業側にとっても支払先の銀行口座情報の管理などの負担軽減につながるとしています。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

あわせて読みたい