《大阪北部地震》キャリア3社が「災害用伝言板」の提供を開始 今すぐやっておくべき地震対策は

6月18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とするM6.1の地震が発生しました。ドコモ・au・ソフトバンクの携帯キャリア3社は、被災地域の方々の安否確認手段として、「災害用音声お届けサービス」および「災害用伝言板」の提供を開始しています。

運転見合わせを伝える掲示板=JR石山駅/滋賀県大津市で18日4時頃撮影

6月18日午前7時58分頃、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震があり、大阪府茨木市などで震度6弱の揺れを観測したほか、近畿地方の広い範囲で震度5強や5弱の揺れを観測しました。

大阪府内で震度6弱以上を観測したのは、統計が残る1923年以降で初めて。同庁によると、震源の深さは13km、地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定されます。

発生地点や規模などから、気象庁は南海トラフ巨大地震との直接の関連はないとの見方を示し、1995年の阪神大震災とも関連はありませんが、今後2、3日は大きい地震が発生する可能性があるという。

大阪府北部ではその後も余震とみられる地震が相次ぎ、18日午前11時半までに震度1以上の揺れを観測する地震が10回発生。気象庁は「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあり、やむをえない事情がないかぎり危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてほしい」とした上で、「揺れの強かった地域では、今後1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけています。

キャリア3社が提供を開始した「災害用音声お届けサービス」は、震度6弱以上の地震などの大きな災害が発生し、多くの音声発信が集中し通話がつながりにくくなった場合に、音声通話に代わってパケット通信で音声メッセージを届ける、災害時用のサービスです。音声メッセージを登録すると、メッセージを伝えたい相手にSMS(ショートメッセージ)で情報が届きます。また「災害用伝言板」は、「無事です」「被害があります」「自宅に居ます」「避難所に居ます」などの状態とともに、最大100文字のコメントを登録できるというものです。登録件数は1電話番号あたり最大80件で、それを超えると古いものから順に上書きされていきます。

利用方法など詳細については携帯3社のホームページをご覧ください。

NTTドコモ
au
ソフトバンク

またY!mobileはソフトバンクと共通の災害用伝言板を開設し、。楽天モバイルは、NTT東西が提供する「災害用伝言板(web171)」を案内しています。

web171はドコモ・au・ソフトバンクが提供する災害用伝言板と情報共有・交換しており、web171で登録した情報は携帯各社のサービスからも確認可能です。

今できる地震への備え

気象庁では「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあり、やむをえない事情がないかぎり危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてほしい」とした上で、「揺れの強かった地域では、今後1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけています。

では今のタイミングで何を準備しておくべきなのでしょうか?対策をまとめます。

・風呂に水を溜める
今回の大阪北部地震でも震源となった高槻市などで冠水被害が起こっていますが、水の確保は極めて重要です。飲用以外にもトイレを流したり食器を洗ったりと、多くの場面で必要となります。また梅雨真っ盛りのこの季節にトイレや汚れた食器を放置しておくことは衛生的にも大きな問題です。今すぐ風呂に満タンに水を入れましょう。

・最低3日分の飲料水と火を通さなくて良い食料の確保
震災クラスの地震が発生した際は「3日間は自力で」と言われますが、自衛隊などの救援が到達するまでの間、火を使った調理を行わずに飲食できる備えは必須です。防災グッズを確認し、足りない物は今のうちに揃えておきましょう。

既に大阪はもちろん京都や滋賀など周辺府県などでも水が売り切れになり始めています。自宅に転がっている空のペットボトルも、今週のゴミには出さずに、中をさっとすすいで水道水を入れておきましょう。実際に震災が発生してからでは飲食品の調達が困難となることはこれまでの震災でわかっているとおりです。むやみな買い占めはダメですが、3日間分を目安に買っておきましょう。

・ガソリンを満タンに
車を持っている人は今のうちにガソリンは満タンにしておきましょう。地震が起こってからではガソリンスタンドが営業していなかったり長蛇の列になったりして、立ち往生する可能性があります。車中泊も想定して毛布や防災グッズも積んでおいてもいいでしょう。


・カセットコンロ、電池等のチェック
ラジオや懐中電灯など、被災時に役に立つグッズも電池が空では全く役に立ちません。今のうちに予備も含めて必要な電池は確保しておきましょう。またガスが止まった時にカセットコンロは非常に役に立ちます。鍋の季節が終わってしまい込んでいる人も多いかもしれませんが、ボンベを含めて持ち出しやすい場所に置いておきましょう。

・防災グッズ全般
東日本大震災や熊本地震の際に購入した方も多いと思われる防災グッズのバッグですが、消費期限が切れている物などがあると思われますので、この際にひととおり見直してみましょう。ライターやマッチ、寝袋やブランケットなどもあれば、持ち出しやすい場所に準備し、常備薬や生理用品、紙オムツ、ペット用品など、必要なものがある方はいつもより少し多めに買い足しておきましょう。

・スマホ、タブレット、モバイルバッテリーなども充電を
普段使いしているものは問題ないかもしれませんが、充電が空のままで忘れているガジェットもしっかり充電してましょう。情報源はひとつでも多くして、万が一でも情報端末は使えるようにしておきましょう。

・最寄りの避難所の確認・共有
住んでいる場所と職場からの最寄りの避難所を再確認し、そこまでの避難ルートも調べ直しておきましょう。家族がいる場合は落ち合うべき場所をしっかり共有しておくことも大切です。子供がいる場合は通っている学校にそのまま避難しておくのかなど、シミュレーションしておいた方がよいでしょう。また沿岸部にお住まいの方は、地震だけでなく津波警報が発令された場合にどうするのか情報を共有しておきましょう。

・棚の上の物を下ろしておく
既に今日の地震で家具などが倒れたというケースも多数見られますが、棚の上など高いところに載っている物が落ちてくるのは非常に危険です。瓶やガラス製品などは割れればその場で足を傷つける凶器となります。重いもの、割れやすい物を中心に、安全な場所に下ろしておきましょう。

・靴を枕元に置いておく
地震が起きるのが昼間だとは限りません。暗闇の中でものが散乱した部屋の中を歩くのは非常に危険です。1週間は枕元に靴を置き、すぐに履けるようにしておきましょう。

以上、地震への対策を可能な限りまとめてみました。阪神淡路大震災のように今日の地震が本震という可能性もありますが、まだ誰にも分かりません。「結局何もなかった」で終わればよいのですが、これから1週間程度、十分に警戒しておいて間違いはありません。

なお東京都では、防災時に役立つ防災ハンドブック「東京防災」を作成しており、各電子書籍サービスで無料でダウンロード可能です。

私自身も地震の際は京都におり、大きな揺れを体感しました。19日未明や朝にも余震が発生しており、今後の地震にも引き続き警戒が必要です。正しい情報を集め、備えをしておきましょう。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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