Xiaomi、8周年記念のフラッグシップスマホ「Mi 8」シリーズを発表 画面内指紋認証モデルも

中国Xiaomi(小米科技/シャオミ)は5月31日、同社の8周年を記念した新製品発表会を開催し、フラッグシップスマートフォン「Mi 8」「Mi 8 透明探索版」「Mi 8 SE」の3機種を発表しました。

Xiaomi mi 8 (CN)

フラッグシップ「Mi 8」

フラグシップスマートフォン「Mi 8」は、Xiaomiの創設8周年を記念したモデル。2017年にXiaomiは「Mi 6」を発表しましたが、「7」をスキップして「Mi 8」を冠します。

ディスプレイはSamsung製の6.21インチ有機ELで、解像度は2,248×1,080ドットアスペクト比は18.7:9です。画面上部にはノッチ(切り欠き)がついていますが、画面占有率は88.5%以上。ノッチ部分にはインカメラやスピーカーのほか、赤外線カメラを搭載しており、暗所でも顔認証によるロック解除が可能です。

背面のメインカメラは1200万画素・F1.8の広角レンズ+1200万画素・F2.4・標準レンズのデュアルカメラ構成で、AIによる撮影シーンの自動認識4軸光学手振れ補正に対応。インカメラは2000万画素のレンズを採用しています。DxOMarkでは105というスコアを記録し、iPhone Xを上回りました。

写真の中の人物を切り出し、スタジオ内で撮ったかのような写真にする機能、数十万枚の写真の機械学習などによって自然に修整を行なう美顔補正機能などを備えます。

大きなの特徴となるのは、世界ではじめてL1とL5バンド帯の両方を使ったGPSによる測位に対応したことです。従来のスマートフォンはL1バンド帯しか対応しておらず、理論測定誤差は300m程度あり、高層ビルが立ち並ぶ場所や地下街では測位が難しかったのが実情。一方L5バンド帯の理論測定誤差は30mと高精度ですが、信号を掴むまでに時間がかかるといった問題がありました。Mi 8では双方のメリットを取り入れ、L1による高速な測位とL5による精確な測位を両立。発表会では自動車の窓を黒い塗料で塗りつぶし、GPS定位だけで運転できるというデモビデオも披露されました。

OSはAndroidベースのMIUI 9.5。発表会では「MIUI 10」も発表され、Mi 8での公開ベータは6月末からを予定しています。

チップセットはQualcommのSnapdragon 845。Qualcommと共同で最適化を行なうことで、Antutu Benchmarkで301,472をマークしました。内蔵メモリ(RAM)は6GB、内蔵ストレージ(ROM)は64GB/128GB/256GB

バッテリーは3400mAhで、急速充電QC 4.0+に対応。外部接続端子はUSB Type-Cです。その他背面に指紋認証センサーを搭載し、デュアルsim(nanosim)、4G VoLTE、NFCに対応。本体サイズは74.8×154.9×7.6mm、重量は175gです。

カラバリはホワイト、ブラック、ブルー、ゴールドの4色。

価格は、メモリ6GB+ストレージ64GBモデルが2,699人民元(約45,800円)、6GB+128GBモデルが2,999人民元(約51,000円)、6GB+256GBモデルが3,299人民元(約56,000円)です。

画面内指紋認証対応の「Mi 8 透明探索版」

同時に発表され「Mi 8 透明探索版」はXiaomi設立8周年を記念したモデル。

Mi 8をベースに作られていますが、Androidスマートフォンとしてははじめて独自パターンを投影して顔認証を行なう「Face ID」をサポートしています。

また大きな特徴になるのが、画面内指紋認証に対応したこと。ディスプレイと指紋センサーが一体となっており、光の反射で指紋を読み取る方式を採用。圧力センサーにより指紋センサーを起動させるシステムを採用したことで指紋認証の速度を高速化しています。

指紋センサーをディスプレイ面に移したことで実現したのが、背面の完全なシースルー化です。透明探索版では内部の部品配置をシースルーに適した配置にし、スマートフォンを製造する2つのラインを完全クリーンルーム化。ホコリの侵入を防ぐことでシースルーを実現したといいます。

その他の構成や仕様は共通で、メモリ8GB+ストレージ128GBの1モデルのみ。価格は3,699人民元(約62,700円)です。

準フラッグシップ「Mi 8 SE」

Mi 8 SE」は世界初となるSnapdragon 710搭載スマートフォン。小型化した「準フラグシップ」の位置付けです。

ディスプレイは5.88インチ有機EL(2,244×1,080ドット)で、画面上部にはノッチ(切り欠き)があります。

背面カメラは1,200万画素+500万画素のデュアルカメラ構成。Dual PDによる高速AFに対応しています。インカメラは2000万画素のレンズを採用します。

チップセットにはQualcommが5月24日に発表したばかりの「Snapdragon 710」を搭載。Xiaomi CEOの雷軍氏は、「Snapdragon 710はわれわれのためにQualcommが作ったものだ」と発表会で明らかにしています。10nmプロセスにより、AIアプリケーション性能は660の2倍、通常性能は20%、Webブラウジングは25%、アプリケーション起動時間は15%の高速化を実現。GPUは「Adreno 616」で、消費電力を削減するとともに、4K HDR動画再生をサポート。Antutu Benchmarkの総合スコアは174,333に達します。

そのほかバッテリーは3,120mAhで、外部接続端子はUSB type-C。本体サイズは73.09×147.28×7.5mm、重量は164g。カラバリはホワイト、ブラック、ブルー、ゴールドの4色。

価格はメモリ4GB+ストレージ64GBモデルが1,799人民元(約30,500円)、メモリ6GB+ストレージ64GBモデルが1,999人民元(約34,000円)です。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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