Twitterから「流れるタイムライン」が消える? 「User Streams API」が8月に廃止 新APIを公開

Twitterは5月16日、Twitterのタイムラインをリアルタイムで取得できる開発者向け機能「User Streams API」を8月16日に廃止すると発表しました。また同日に新API「Account Activity API」を公開したと発表。

サードパーティ製Twitterアプリなどのサービスが大きな影響を受けそうです。

Twitter Developers Blog Japan

User Streams APIの廃止は、当初2018年6月19日に実施されることが発表されていたもの。リアルタイムでのタイムライン取得ができなくなると、多くのサービスが影響を受けることになるため、ユーザーからの大反発を受けたTwitterはこの措置を一度は延期。その際「正式に決定した際には90日前に通知することで十分な移行期間を提供する」と表明しており、今回はその通知が実際に行われた形となっています。

これまでのUser Streams APIは、Twitterのタイムライン更新をプッシュ通知によってストリーミングするものでした。Twitterの更新をリアルタイムで受け取ることが可能だったため、Twitterクライアントの開発者がアプリに組み込むと、ユーザーが更新ボタンを押さなくても新しいツイートを次々に見られる、いわゆる「流れるタイムライン」を実装できる機能。ヘビーユーザーを中心に人気の高い機能です。

しかし、Twitterによれば「(User Streams APIは)1%未満の月間アクティブアプリで利用されているにとどまる」といい、「開発環境の向上や継続的にビジネスを成長させることを目的に、廃止を決めた」といいます。

新たに公開されたAccount Activity APIでは、ツイートやリプライ、ダイレクトメッセージなどの通知などがリアルタイムで受信できますが、タイムラインのデータを自動で取得する機能は盛り込まれていません

Account Activity APIでは、無料で提供するサンドボックス、有料提供となるプレミアム、エンタープライズの3段階が設定。無料版では扱えるアカウント数が15個に限られるほか、プレミアム版でも25個~250個の制限が設けられており、251個以上のアカウントを扱う場合は、エンタープライズ契約が必要となります。プレミアム版の価格は扱えるアカウント数によって異なり、25個までが1月あたり339ドル、250個までが1月あたり2899ドルです。

リアルタイム性の低下に加え、利用料金が発生することでクライアントアプリの開発元は大きな打撃を受けることになるのは確実です。The Vergeによると実際にサービスの提供継続を断念するケースも現れ始めているといいます。

Twitterは、Account Activity APIの公開と同時に、User StreamsとSite StreamsのAPIを、8月16日に廃止。ここれらのAPIは1%未満の月間アクティブアプリで利用されているにとどまるため影響は限定的としています。また、この機能をAccount Activity APIに追加することや、新しいストリーミングサービスを提供する予定はないとしています。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

あわせて読みたい