大阪市営地下鉄、いよいよ4月に民営化 愛称は「Osaka Metro」新ロゴも決定 世界のメトロと肩並べ

大阪市交通局は1月25日、今年4月に民営化する市営地下鉄の新会社「大阪市高速電気軌道株式会社」(大阪市交通局100%出資)の愛称が「Osaka Metro」に決まったと発表しました。また併せて、ビジュアルシンボルとなるロゴも決定しました。

大阪市交通局 報道発表資料

【過去記事】大阪市営地下鉄、2018年春にも民営化決定 メトロ、東武に次ぐ巨大民間鉄道会社が誕生 関西私鉄最大の収益

 

展開する地下鉄事業とバス事業は2018年4月にも民営化され、とくに地下鉄事業は、市営地下鉄の民営化は全国で初めて(東京メトロは営団地下鉄だった)。JRを除き鉄道部門の営業収益は関西最大で、全国でも東京メトロ、東武鉄道に次ぐ巨大鉄道会社が誕生することになります。

2018年4月から新会社・大阪市高速電気軌道株式会社に移行する方針です。

大阪市営地下鉄は1933年、今の御堂筋線にあたる梅田―心斎橋駅間で開業しました。総営業キロ数は約138kmで、地下鉄では東京メトロに次ぐ規模。1日に約240万人が利用します。2003年度から毎年度黒字で、2010年度には累積赤字を解消。2015年度決算では過去最高の約374億円の黒字でした。

民営化に至るまでは、様々な議論もあり、そして市営モンロー主義の終焉とも言える点については過去記事に詳しく書いていますのでそちらをご参照下さい。

【過去記事】大阪市営地下鉄、2018年春にも民営化決定 メトロ、東武に次ぐ巨大民間鉄道会社が誕生 関西私鉄最大の収益

またバス事業については新会社・大阪シティバス株式会社に移行します。

6月には新会社の愛称とロゴが公募され、今回それが決定しました。

新名称は「Osaka Metro(オオサカメトロ)」。

大阪市は、「『Metro』の語源は、首都や大都市を表す『metropolis』ですが、世界の主要な都市の『地下鉄』を表す言葉として世界的に認知された名称で、多くの国・都市で使用されています。今後の大阪のさらなる国際化を見据え、グローバルスタンダードである『Metro』を愛称に取り入れることで、『名立たる世界の大都市のMetroと肩を並べるとともに、大阪らしいMetroになる」という強い決意を込めました」としています。

実は東京メトロも、正式名称は「東京地下鉄株式会社」で、愛称が「東京メトロ」です。

また新ロゴも決定。

「Metro」の「M」の中に「Osaka(大阪)」の「O」を内包し、螺旋状の動きのあるフォルムで、「走り続ける」エネルギーや動力・推進力を表現。色は、深く鮮やかな青をメインに用いることで、安全・安心の印象を想起させるとともに、エネルギッシュな大阪のまちや、走り続ける活力をイメージしています。また、動くシンボルマークとして、「マーク=平面の図形」という概念を打ち破る「チャレンジ精神」を表し、新会社がめざす「走り続ける」「変わり続ける」姿を象徴化しています。

コーポレートスローガン・ブランドスローガンは「走り続ける、変わり続ける。

「走り続けるために、変わり続ける。(Change to Run)」と「走り続けながら、変わり続ける。(Run and Change)」の二つの意味を持たせ、新会社のめざす方向性を示しています。

大阪市は、地下鉄新会社ブランドを皆様に覚えていただけるよう、愛称やロゴを平成30年4月1日から、広く展開していくとしています。

いよいよ4月に誕生する関西最大の私鉄・大阪メトロ。

関西は「私鉄王国」とよく言われますが、その並びにまた一つ、鉄道会社が増えます。

今回の民営化により、経営の多角化はもちろん、今まで出来なかったサービスの向上などが一層はかられるでしょう。東京メトロという成功例もありますし、他の鉄道会社との相互乗り入れも進められるかもしれません。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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