JR全国春のダイヤ改正、2018年は3月17日に実施 大阪・栃木に3つの新駅設置 JR九州では117本減便、新幹線シフト鮮明に

JR7社は、2018年春に実施するダイヤ改正について、各社統一で2018年3月17日に実施すると発表しました。新幹線では所要時間の短縮や増発、在来線特急では新型車両への統一などが行われ、大阪・栃木にあわせて3つの新駅が誕生します。

各社プレスリリース:JR北海道JR東日本JR東海JR西日本JR四国JR九州JR貨物

東海道新幹線は最速便を増加

JR東海・JR西日本の東海道・山陽新幹線は、N700Aの増備に伴い最高速度285km/h運転の「のぞみ」を増やします

東京発・博多行きの「のぞみ9・15・57号」の3本は同区間を5時間で結んでいますが、改正後は3分短縮して最速列車と並びます。このほか東京発・広島行き2本、東京発・新大阪行きの7本の所要時間が3分短縮されます。

またJR東日本の東北新幹線・北陸新幹線では「はやぶさ」や「あさま」を、JR西日本の北陸新幹線では臨時「かがやき」を、JR九州・JR西日本の山陽新幹線では臨時「みずほ」をそれぞれ増発します。

このほか、4月中には新潟駅の在来線ホームが高架化される予定で、在来線の新設・高架5番線と新幹線の既設・高架11番線の間に島式ホームが設置されます。これにより、上越新幹線「とき」「Maxとき」の新潟着6本と新潟発5本は、白新線・羽越本線方面の在来線特急「いなほ」と同じホームで乗り換えできるようになって接続が改善します。

在来線特急「スーパーあずさ」は新型車両に統一

JR東日本、中央本線などで新宿と松本を結ぶ特急「スーパーあずさ」は、全ての列車が現在のE351系から新型のE353系電車に統一され、E351系電車が「スーパーあずさ」から引退します。

同じくJR東日本、高崎線方面の「スワローあかぎ」は高崎線内の停車駅を統一。ダイヤ改正後も運行区間・本数に変更はありませんが、一部列車のみ停車していた北本駅・鴻巣駅にもすべての列車が停車するようになります。

JR四国、高徳線の「うずしお」は朝の高松発・徳島行き1本を増発。車両は12月2日にデビューした新型2600系気動車を使用します。

大阪に「衣摺加美北」「JR総持寺」、栃木に「あしかがフラワパーク」駅開業

2018年春のダイヤ改正では、JR西日本が2つ、JR東日本が1つの新駅を開業する予定です。

JR西日本・東海道本線の摂津富田~茨木間にはJR総持寺駅おおさか東線のJR長瀬~新加美間に衣摺加美北駅が開業します。

おおさか東線は、放出~久宝寺間を結ぶJR線。第三セクターの大阪外環状鉄道が施設を建設・保有し、JR西日本が運行を担う上下分離方式を採用した路線です。線路は元々この区間にあった城東貨物線を旅客化・複線化して改良したもので、南区間の放出―久宝寺間は2008年に開業2019年春に新大阪ー久宝寺間の全区間開業を目指します。(詳しくはこちら

またJR東日本・両毛線の富田~足利間にあしかがフラワーパーク駅を新設。こちらは4月1日開業予定です。

JR九州では計117本減便 鹿児島本線に「区間快速」新設

JR九州では、九州新幹線・在来線特急・在来線列車あわせ117本の減便を行います。

九州新幹線では利用状況に合わせ、「さくら」「つばめ」の一部列車の運転を取りやめます。現行ダイヤの運転本数は1日あたり上下計125本ですが、新ダイヤでの運転本数は上下計119本に。一方、筑後船小屋、新大牟田、新玉名の各駅と鹿児島中央の直通列車を増やすなどして、利便性を高めます。

在来線特急では、門司港・小倉~博多間の特急「きらめき」は小倉駅を10~17時台に発車する下り5本、博多駅を9~15時台に発車する上り4本の運転を取りやめ、現行の特急「ソニック」1往復(博多~柳ヶ浦間)が区間短縮により「きらめき」に変更されます。新ダイヤの「きらめき」は下りが朝と夕方以降に9本(うち2本は土曜・休日のみ)、上りが夕方以降に11本(うち1本は休前日のみ)の運転となります。

特急「有明」は現在、朝の通勤時間帯に長洲発博多・吉塚行の上り2本、夜間に博多発長洲行の下り3本を運転していますが、新ダイヤではさらに減便され、大牟田駅6時43分発・博多駅7時37分着の上り1本、平日朝の通勤時間帯のみの運転となります。

大分方面の特急「ソニック」は日豊本線で早朝・夜間の一部列車の運転区間を短縮。長崎・佐世保方面の特急「かもめ」「みどり」も一部列車の運転取りやめや臨時列車化などの見直しが行われます。

JR九州では九州新幹線の開業以来、新幹線へのシフトを進めており、今回の在来線特急の減便(とくに「きらめき」「有明」の減便)は新幹線シフトが鮮明になった形です。

福岡都市圏の鹿児島本線ではデータイムの快速・普通列車の運行体系を見直し、新たに「区間快速」の種別を設定します。現在の特急列車以外の列車種別は快速・準快速・普通の3種類ですが、新ダイヤでは準快速の名称を取りやめ、新たに区間快速を設定

快速区間は福間~博多間・博多~二日市間をはじめ、複数パターンあるといいます。

なお福岡・北九州地区の鹿児島本線・日豊本線・日田彦山線・山陽本線(下関方面)では、始発・最終列車の運転区間変更、最終列車の時刻繰上げなども行い、JR九州の在来線全体では87本の減便が行われます。

スペースワールドの閉園に伴い、最寄りのスペースワールド駅は新ダイヤとなる3月17日以降、快速は通過となります。JR九州によれば駅名称の変更は現在考えていないということです。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

あわせて読みたい