神戸・三宮駅前に高層ツインタワービル計画が浮上 2025年開業目指す神戸市の基本計画案が明らかに 阪急・JRも駅ビル建て替え計画

神戸市の玄関口、「三宮」再整備の核となる三宮駅南東地区のバスターミナルビルについて、神戸市は再整備についての基本計画案を発表しました。

2025年開業を目指す東側の1期ビル、2029年に開業を予定する2期ビルで、高層ツインタワーを構成。西日本最大級の中長距離バスターミナルのほか、大規模商業施設や宿泊施設を整備する方針で、民間事業者の意見も取り入れた計画構想が進んでいます。

神戸市

神戸市の中心駅として、JR・阪急・阪神・地下鉄の駅がある「三宮」

三宮の魅力向上に本格着手した神戸市は、2015年9月に駅周辺の都市機能改善の基本構想をまとめました。今回基本計画案が発表された高層バスターミナルビル建設のほか、神戸市役所2号館を商業・文化機能を持つ複合高層ビルに3号館を総合庁舎にそれぞれ建て替える計画も発表。駅南側のフラワーロード交差点は歩行者空間につくり替え、賑わいを創出します。

阪急電鉄の新ビル

そのほか阪急電鉄が駅ビルの新築工事に着手(21年完成予定)しているほか、JR西日本も駅ビルの建て替えを計画中(18年着工予定)

神戸都心の大規模再開発がいよいよ動き出しました。

三菱地所によるイメージ

今回基本計画案が明らかになった新バスターミナルビルの「ツインタワー計画」は、2025年開業を目指す東側の1期ビル、2029年に開業を予定する2期ビルで、高層ツインタワーを構成

低層に西日本最大級の中長距離バスターミナル、中層に文化・商業施設、高層にオフィスや宿泊・居住施設を配置します。

建設予定地は神戸市中央区雲井通5、6丁目の約16,000平方メートルで、中央区役所や市勤労会館、商業ビル「サンパル」がある雲井通5丁目地区に1期ビル、商業ビル「サンシティ」がある6丁目北地区に2期ビルを建設します。

今回の事業に適応される「市街地再開発事業」は、既存の建物や土地の権利を整理した上で新たな建物を整備する手法で、国や兵庫県の補助を受けられるもの。先に開業する1期ビルについては、神戸市を含む地区内の権利者が設立する会社が事業主体となる方針で、会社設立は2018年を予定しています。

すでに民間事業者の「基本計画アドバイザー」を公募しており、三菱地所グループ森ビルグループがアドバイザーとして選出されています。

森ビルによるイメージ

西日本最大級のバスターミナルとなる中長距離バスターミナルは1,2期ビルの1階を中心に整備し、西側に隣接する「ミント神戸」1階のバスターミナルと一体的に運用。約30カ所ののりばを配置し、関西のバスネットワークの結節機能を担います。神戸市内の循環路線や市内バス路線との乗り継ぎ拠点、そして鉄道路線との乗り継ぎをスムーズに行える歩行者導線を確保します。

また1期ビルの中層には神戸文化ホールの機能を移転し、1500席以上の大規模ホールが整備される予定。市の図書館も配置し、文化芸術の拠点、生活の拠点としての利用をイメージしています。高層の居住機能は中長期滞在などを想定した高機能居室を配置します。

低層部の屋上には屋上庭園を設け、中層・高層の窓からは庭園をのぞむことができるほか、神戸港の風景を一望できます。

なお神戸市の景観基準では、ポートアイランド北岸から見て建築物の高さが六甲の山並みの稜線を超えないという規定があり、三宮駅付近のビルの高さの上限は約165mです。ツインタワーの高さはその基準に従い、165mとなるとみられています。

神戸市は権利者と協議して今年度内に事業手法を確定し、2018年度に会社を設立。2020年度から既存建物の解体をはじめ、2025年には1期ビルを開業する計画です。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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