新幹線長崎駅のデザイン案が公開 九州新幹線長崎ルート2022年暫定開業に合わせ新築 「港を感じる」長崎の顔へ

九州新幹線長崎ルートの建設を進めている鉄道建設・運輸施設整備支援機構は11月14日、新しい長崎駅のデザインを長崎県と長崎市に示しました。

「海に面した駅」である長崎駅の特徴を生かし、港へのつながりを感じられる構造に。2022年にも暫定開業する九州新幹線長崎ルートにあわせ、今年度中に設計を終え、来年度に着工する予定です。

長崎県-長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画

長崎駅の新駅舎は、現在の駅から西側に約150m移動したの場所に建設されます。

1階に改札口、2階にホームを整備し、ホームは長崎港がある南端に向かって屋根が広がっていく構造海を望む開放的な空間を演出します。

「長崎らしさ」を特徴付けるため、壁面や柱にれんが調のタイルを使用1階には東西に通り抜けられる自由通路を設けて賑わいを創出します。

駅舎は光を通しやすい素材で屋根を造り、南側を約5m高くすることで、ホームに降り立った乗客が柔らかな光に包まれるような感覚を抱けるような演出をします。また屋根には膜素材を採用して外光を取り入れ、壁面はガラス張りとし、駅の外から新幹線の発着が見えるようになります。

現在の長崎駅は在来線が地上ホーム地上改札の構造となっていますが、今回の駅新築に合わせて在来線も高架化し、新幹線ホームとおなじ高さに揃えます。新幹線ホームと在来線ホームの屋根が一体的につながり、大きな空間を形成します。

2022年に、佐賀県の武雄温泉駅で在来線と乗り継ぐリレー方式で開業することを前提としている九州新幹線長崎ルート。フル規格の車両、開発中のフリーゲージトレインのいずれにも対応可能にする構造になる予定です。

新駅を巡っては、県と長崎市が「海への方向性を感じさせる空間」など5項目の基本計画をまとめ、建設を進めている鉄道建設・運輸施設整備支援機構に要望していました。

新しい駅舎の隣接地には、JR九州が商業施設などが入る新たな駅ビルを建設する予定。11月14日に公表されたのはJR長崎駅の新駅舎のデザインですが、JR九州は新たな駅ビルを建設する方針を明らかにしています。

先日当ブログでもお伝えした「新・熊本駅ビル」がスゴかっただけに、新・長崎駅ビルにも期待がかかります。

また駅の新築に合わせて周辺のまちづくりも進みます。長崎県庁舎・県警本部が長崎駅そばのベイエリアに移転し、周辺にはペデストリアンデッキが設けられる予定。これまで徒歩では長崎駅を迂回しなければ東西横断はできませんでしたが、長崎駅の自由通路によって東西の行き来も簡単になります。

周辺はJR九州などが大規模再開発を行う予定で、「世界の長崎」の顔として、新たな賑わいの拠点となりそうです。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は今年度中に実施設計をまとめ、2018年度中の工事発注、2021年度末までの駅舎完成を目指します。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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