【博多駅前大規模陥没】週明け14日にも仮復旧へ官民団結 急ピッチで作業進む

先日もお伝えした、博多駅前陥没事故の続報です。(前回の記事はこちら

福岡市博多区のJR博多駅前で8日に起きた大規模な陥没事故で、福岡市などは9日午前から、復旧作業を本格化させました。

高島宗一郎市長は同日、崩落した道路について、14日中の仮復旧を目指す見通しを明らかにしました。原因究明に向け、国土交通省は市交通局に引き続き立ち入り検査に入っています。

幅27メートル、長さ30メートルにもわたって道路が陥没する「前代未聞」の事故は、官民一体となった異例の取り組みで早期復旧を目指します。

官民団結の復旧作業

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8日昼の作業の様子(NHK)

高島市長は、福岡市が9日午前に開いた会議で、九州電力や西部ガス、NTT西日本などインフラ企業の担当者に協力を要請しました。

 現場近くに設けられたプレハブでは電気やガスなどの業者ら約70人が、ライフラインの復旧工程について話し合いが行われました。

 高島市長も参加し、14日の通行再開のめどを確認。市長は「最速で復旧させ、できるだけ早く市民生活を元に戻す」と強調。「市が発注した工事で事故を起こし、大変申し訳ない」と改めて陳謝したということです(読売新聞報道)

 現場では、車両や重機が次々に出入りし、すり鉢状に開いた巨大な穴に、セメントを混ぜた土を流し込む作業が続いています。9日夜、水道やガスなどの配管がある地下3メートルほどの位置まで埋め戻しが終わったとのことです。損傷したライフラインの通信ケーブルや送電線などを仮設備で通し、その上にアスファルトを舗装し直すということです。

わずか1週間で復旧というスピード。官民一体で復旧するというのはこれからのモデルケースとなりそうですね。

事故9時間後には復旧工事開始

事故後、高島氏は関係部署に「市民生活が最優先だ。早期復旧に必要な手は何でも打て」と号令。(産経新聞報道・自身のFacebookより)8日午後2時半には穴の埋め戻し作業が始まりました。最初の陥没から、およそ9時間後です。

埋め戻しは、セメントや粘土を含んだ特殊な土「流動化処理土」を24時間連続で流し込みます。この処理土は高層ビルの土壌改良にも用いられるということで、強度面の問題はないとのことです。

市はこの処理土の確保に奔走。大成建設など地下鉄七隈線延伸工事の施工業者らも協力しました。

穴には信号機なども一緒に落下

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通常、道路の地下に、土砂以外の物を埋めることはありません。しかし、Twitter等にあがっている動画をみると、信号機や発電機、照明機も落下していました。

9日午前の関係者が集まった会議でも、地下に埋まった物の扱いが議題に上ったということです。

しかし信号機などの引き上げを待てば工事は遅れます。道路管理者の市は「緊急時で、早期復旧のためにはやむを得ない」と引き上げを求めないと、断を下しました。これにより工期は大幅に短縮することになったのです。

市発注の工事で大きな影響を受けた九州電力やNTTなどのインフラ企業側も、早期復旧を目指し、異例の対応を取ります。14日までの復旧はあくまで仮であり、本格的な復旧手法を後に検討し、改めて工事するということです。

対策会議に参加したNTT西日本は「今回は、再工事を前提に、長期の耐久性に多少目をつぶっても、工期を早くする方向で調整する」ということです。(産経新聞報道)

ライフラインは週末復旧へ

また福岡市は10日午後の会見で、付近の3つのビルに出している避難勧告について、14日に解除する方針を明らかにしました。

ライフラインについては、不通となっている電話回線を12日をめどに、断水やガスの供給停止を今月13日に仮復旧させる予定だとしています。

おわりに

というわけで今回は博多駅前大規模陥没事故の続報をお伝えしました!

事故後わずか1週間での復旧となり、官民一体で復旧工事が進むというのは、これからのモデルケースとなりそうです。

被害者もいなかったということで、本当に現場と市の対応の速さに驚きです。

これからこのような事故が起こらないように全国の自治体がモデルとしてほしい復旧作業です。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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