JR西日本、オレンジ色の大阪環状線「103系電車」の引退を発表 10月3日ラストラン…走り続け48年 323系にバトンタッチ

JR西日本は9月5日、大阪環状線を走るオレンジ色の103系電車が、今年10月3日に営業運転を終えると発表しました。

大阪環状線を約48年間にわたり走り続けてきたオレンジ色の103系電車が、ラストランを迎えます。

JR西日本プレスリリース

大阪環状線改造プロジェクト

48年間走り続けた103系

103系は国鉄時代の1963年に登場した通勤形電車で、1984年までに全国で3400両以上が製造され、多くの通勤路線で広く使用されました。現在もJR西日本とJR九州の一部路線で使われています。

右側の電車が201系、左が103系。ともに環状線で大阪の人の足となった。

大阪環状線には1969年に登場。約48年間にわたり運行が続けられてきましたが、大阪環状線では通勤形電車103系・201系から、昨年12月にデビューした新型車両323系への置換え(過去記事)が進み、オレンジ色の103系は1編成が残るのみに。この1編成の営業運転終了予定日が10月3日と発表されました。

もちろんこの10月3日は、103系にちなんだもの。JR西日本では「勇退」と表現しています。

それもそのはず、48年間、17,464日に亘って大阪の人々を乗せ走り続けた103系の総走行距離は実に「約9億5000万km」にも及び、総走行距離は地球から木星に届くほどにもなるといいます。

ラストランを約1か月後に控えた9月5日には、JR西日本がスペシャルムービー「LOOP大阪環状線」を公開。103系から見た前面展望の映像と103系の歴史写真を組み合わせ、大阪環状線の”顔”として活躍した103系の日常を描き出し、これまでの総走行日数「17,464日」を19駅の風景とともに振り返ります。

BGMには「卒業」をテーマとしたチャットモンチーの楽曲「サラバ青春」を採用。ムービーでは、曲に合わせて大阪環状線19駅それぞれの風景をつなぎ合わせ、早朝から夜間まで、雨の日も晴れの日も毎日走り続けた電車と沿線の姿を映し出し、曲が終わるとちょうど環状線を1周し終える構成となっています。最後は運行開始当初の写真などで大阪環状線103系の歴史を振り返り、「人が変わっても、時代が変わっても、そして電車が変わっても。大阪の毎日を、変わらず回り続けていく」とのメッセージで締めくくられます。

2016年12月にデビューした323系

なお、今回引退するのは大阪環状線を走るオレンジ色の103系です。JR西日本管内を走る青緑色、えんじ色、黄緑色、水色の103系は、しばらくの間使用されます。

また、2005年以降、大阪環状線に投入された同じくオレンジ色の201系電車は、2018年度をめどに323系に置き換えられる予定で、大阪環状線を環状運転する電車は、すべて323系に置き換えられます

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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