【IFA2017】リコー、新360度カメラ「RICOH THETA V」を発表 AndroidベースのOS搭載でGoogle初認定の「Street View mobile ready」カメラに

リコーは、ドイツ・ベルリンで開催中のIT見本市「IFA2017」で、全天球映像を撮影できる360度カメラの最上位モデル「RICOH THETA V」を9月下旬に発売すると発表しました。

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RICOH THETA V」は、4K解像度の360度動画撮影や、4chマイクによる360度の空間音声記録に対応するのが特徴となる「RICOH THETA」シリーズの最上位モデル。

新型の2つの1/2.3型イメージセンサーを採用した上で、プロセッサーにはQualcommのSnapdragonを採用し、画質の大幅な向上と低消費電力駆動を両立させました。

露出精度やホワイトバランスのアルゴリズムも一新し、静止画の出力画素で約1400万画素に相当する高精細な360°の全天球イメージを、オート撮影でも正確で自然な描写が得られるとしています。

また、スマートフォン、タブレットとの接続方式をBluetoothと無線LANの両方式から選択できるなど、ユーザーの使用状況に応じてフレキシブルな操作を可能にしています。静止画・動画ともに通信速度が飛躍的に高速化。従来比最大約2.5倍の速さでデータ転送ができます。

Bluetooth接続では、スマートフォンと常時接続でき、スマートフォンの操作で撮影したり、スリープに入ったカメラを起動したりできます。Wi-Fi接続ではスマートフォンでのライブビュー表示、画像転送などすべての機能を利用できます。

撮影した360度の全天球イメージは、Facebook、LINEに投稿できるほか、theta360.comを通じてTwitter、Instagram、TumblrなどのSNSで共有できます。YouTubeの360°チャンネルにも投稿が可能です。

今回THETA Vは、Googleが初めて認定した「Street View mobile ready」カメラになり、「RICOH THETA V」のユーザーが、歩行中あるいは自転車/バイク/自動車の運転中でもストリートビュー映像を撮影し、アプリなどを利用してモバイル環境のみで映像をGoogleマップに投稿できるようになりました。

レンズは2つともF2.0・約1,200万画素で、静止画の解像度は5376×2688ピクセル

動画性能が大幅にアップし、4K (3840 x 1920、56Mbps)、30fpsの高精細360°撮影を可能に。ファイル形式はH.264で、将来的にはH.265にも対応できるとしています。4Kライブストリーミングにも対応しました。

静止画の最大シャッター速度は1/25000秒で、ISO3200 (静止画)、ISO6400 (動画)までの高感度撮影が可能に。

VRに対応して360度の空間記録が可能という4chマイクを搭載し、水平方向だけでなく上下方向も360度に対応。映像と連動することで、撮影環境の音と映像をそのまま再現して、よりリアルなVR体験をすることができるようになりました。

また9月下旬にはオーディオテクニカが開発したマイクユニットを搭載する別売の専用アクセサリー「3Dマイクロフォン TA-1」も発売され、音楽演奏などにも対応する高品質な録音も可能となります。

このほか本体内の加速度センサーと新搭載のジャイロセンサーが連携したことで、天頂補正処理の精度が向上されたほか、インターバル撮影時の最短撮影間隔は従来の約半分になる4秒間隔の撮影が可能に。別売の「水中ハウジングケース TW-1」は水深30mに対応するようになりました。

今回から、テレビなどに装着した無線アダプターに映像を転送するリモート再生機能を世界で初めて搭載。カメラに保存されている静止画や、動画をHD解像度(720p)で転送して再生できるようになりました。

本体にはAndroidベースのOSが搭載されます。拡張性が高くなり、プラグインの追加導入による、さまざまな機能拡張の実現を可能としています。

今後は積極的にファームウェア更新で性能の向上を図るとしていて、2017年中に予定されているものでは、360度動画の合成処理をカメラ本体内で先に行い、転送速度を大幅に高速化する機能が提供される予定。また、カメラをWi-Fiのクライアントとして、無線LANルーターの環境でネットに接続できるクライアントモードも実装が予定されています。

 

 

本体サイズは約45.2×130.6×22.9(最薄部17.9)mm、重さは約121g。ボディカラーはメタリックグレー1色。

内蔵メモリーは約19GBで、静止画は約4800枚、動画は合計で4Kが40分、2Kで130分の記録が可能。内蔵バッテリーによる駆動時間は、静止画で約300枚、動画で約80分。

本体の底部分にmicroUSB端子・MIC端子・三脚穴が設置されています。

ストリートビューを自分で撮影して投稿までできるようになったRICOH THETA V。作例ページを見ているとだんだん欲しくなってきます…。

VRの普及で今後ますます、THETAなど360度カメラを見る機会は増えるかもしれません。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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