ASUS、デュアルカメラ搭載の「ZenFone 4」シリーズ6機種を発表 インカメラがデュアル構成の自撮り特化モデルも

台湾・ASUSは8月17日、台湾・台北で同社のスマートフォン「ZenFone」シリーズの最新モデル「ZenFone 4」シリーズを発表しました。

発表したのは5機種で、背面デュアルカメラが特徴の「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」、インカメラがデュアル構成で自撮りに特化した「ZenFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」、5000mAhの大容量バッテリーを特徴とした「ZenFone 4 Max」「ZenFone 4 Max Pro」です。日本での発売は未定です。

ASUS

フラッグシップ2機種は背面デュアルカメラ搭載:「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」

ZenFone 4

ZenFone 4 Pro

今回発表されたシリーズの標準モデルとなる「ZenFone 4」、そしてシリーズ最上位モデルとなる「ZenFone 4 Pro」、両機種の特徴となるのは、背面に搭載されたデュアルカメラです。標準モデルでデュアルカメラを搭載するのは同社初です。(これまでは派生モデルでの搭載でした)

ZenFone 41200万画素・F1.8の通常カメラ(画角は83度)に加え、500万画素で120度の広角カメラを搭載。普段の撮影には通常カメラ、より広範囲を撮影したいときは広角カメラを切り替えて撮影する形です。

通常カメラのレンズはF値が1.8で、センサーの画素ピッチは従来よりも集光面積の広い1.4μm。暗い場所でも明るく撮影できるようになりました。また、全ての画素に位相差AFを採用した「デュアルピクセルセンサー」により、約0.03秒の高速AFが可能(公称)です。4軸の光学式手ブレ補正にも対応しています。インカメラには800万画素・F2.0のレンズを搭載しています。

一方のZenFone 4 Proは、ZenFone 4と同じく2つのカメラを背面に搭載していますが、2つ目の1600万画素カメラが、焦点距離が通常カメラの2倍ある50mm(35mm換算)の望遠カメラとなっており、光学2倍相当のズームが可能。これにより、背景にボケ味を加えられる「ポートレートモード」が利用できます。仕組みとしては発売中の「ZenFone Zoom S」と同じです。(ちなみにProはカメラ部分が少し出っ張っています)

1200万画素の通常カメラは、レンズがF1.7でセンサーの画素ピッチが1.4μm。ZenFone 4と同様、デュアルピクセルセンサー4軸光学式手ブレ補正に対応しています。

インカメラの画素数はZenFone 4と同じ800万画素ですが、Proの方が高スペックで、レンズはF1.9、センサーの画素ピッチは背面カメラと同じ1.4μmで、高速でピントを合わせられる位相差AFも採用。

センサーの処理で、より明るくノイズの少ない写真に仕上げられる「SuperPixel Engine」もProのみ採用しています。

カメラのほか、チップセットやディスプレイにも違いがあります。

ZenFone 4

ZenFone 4は、チップセットにQualcommのSnapdragon 660を採用するミッドハイクラスで、内蔵メモリ(RAM)は最大6GB、ストレージ(ROM)は64GB。ディスプレイは5.5インチのフルHD・TFT液晶となっています。

ZenFone 4 Pro

一方のZenFone 4 Proは、チップセットにSnapdragon 835を採用し、下り最大1GbpsのLTE Advancedにも対応するハイエンドモデル。内蔵メモリ(RAM)は最大6GB内蔵ストレージ(ROM)は最大128GBで、ディスプレイは5.5インチ・フルHDの有機ELディスプレイです。

バッテリー容量はZenFone 4が3300mAhZenFone 4 Proが3600mAh。本体のデザインなどは共通で、2.5Dガラスでフレーム部分と一体感を高めた仕上がりです(4 Proは背面カメラ部分がわずかに出っ張っている)。本体重量はZenFone 4 Proが無印4より10g重い175g(ZenFone 4は165g)です。

SIMカードは2枚を挿入できるデュアルSIM仕様で、LTEと3Gのデュアルスタンバイにも対応しています。なおSIMスロットの1つはmicroSDスロットと共用です。通信速度はZenFone 4が下り最大600Mbps、ZenFone 4 Proが下り最大1Gbpsとなっています。

そのほか、ZenFone 4のカラバリは「Midnight black」「Moonlight white」「Mint Green」の3色、ZenFone 4 Proは「Pure black」と「Moonlight white」の2色展開です。

またどちらも、前面に指紋センサーが搭載されていますが、物理ボタンではなく押し込まない仕様です。

価格はZenFone 4が399米ドル(約4万4000円)、ZenFone 4 Proが599米ドル(約6万6000円)。日本での発売は未定です。

自撮り向けに前面デュアルカメラ搭載:「ZenFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」

ZenFone 4 Selfie

ZenFone 4 Selfie Pro

セルフィー(自撮り)のための機能を充実させた「Selfie」シリーズも「ZenFone 4」シリーズから登場しました。いずれのモデルも前面にデュアルカメラを搭載するのが特徴です。

写真だけでなく、自撮りの動画やライブストリーミング用途も想定し、カメラアプリは美肌広角を加える「ビューティーモード」や、背景をぼかす「ポートレートモード」も備えます。

「ZenFone 4 Selfie」は、前面のメインカメラが2000万画素・F2.0のレンズ(画角69度)セカンドカメラには800万画素・F2.4で広角120度のレンズを採用したデュアルカメラ構成。

ワイドアングルカメラは背景をより広く写したい場合や「wefie(ウィーフィー:複数人での自撮り)」をする場合に使います。

背面カメラは1600万画素・F2.0のレンズを採用し、像面位相差AFフルHD動画撮影時の6方向・3軸電子手ブレ補正にも対応しています。カメラの撮影モードにはマニュアル撮影のできる「Pro Mode」のほか、1600万画素の写真を4枚合成して6400万画素相当の写真を生成する「Super Resolution Mode」やアニメーションGIFファイルを生成できる「Gif Animation Mode」も備えていて、写真へのこだわりもうかがえます。

一方上位モデルの「ZenFone 4 Selfie Pro」は、前面のメインカメラが2400万画素・F1.8のレンズ(画角83度)、セカンドカメラは500万画・F2.2で広角120度のレンズを組み合わせた構成。メインの前面カメラではHDR写真の撮影が可能で、4K動画も撮影できるといいます。インカメラで4K…すごい…。

背面カメラは1600万画素・F2.2のレンズ(画角80度)で、メインのインカメラと同様に4K動画の撮影に対応しているほか、マニュアル撮影のできる「Pro Mode」におけるRAW保存も可能です。

こちらの2機種も、チップセットなどに違いがあります。

ZenFone 4 Selfie

ZenFone 4 Selfieは、チップセットがミドルレンジ向けのSnapdragon 430で、メモリ(RAM)は4GB、内蔵ストレージ(ROM)は64GB

ZenFone 4 Selfie

一方のZenFone 4 Selfie Proは、Snapdragon 625を採用したミッドハイモデルで、メモリ(RAM)は3GBまたは4GB、内蔵ストレージ(ROM)は64GB

バッテリーは両機種ともに3000mAhで、どちらも5.5インチディスプレイを搭載しますが、ZenFone 4 Selfie Proが有機ELのフルHD液晶なのに対し、ZenFone 4 Selfieは解像度HDのIPS液晶です。

両機種ともに、本体下部にはホームキーを兼ねた指紋認証センサーを備えています。

通信面ではどちらもLTEと3GのDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応です。

が、ZenFone 4 SelfieではmicroSDカードスロットがスロット3として、独立した形で設けられているため、2枚のSIMカードとmicroSDカードを同時に利用することができます(4 Selfie Proのスロットの1つはmicroSDとSIMカードの共用)。

カラバリは、ZenFone 4 Selfieが「Sunlight Gold」「Deepsea Black」「Mint Green」「Rose Pink」の4色ZenFone 4 proが「Deepsea Black」「Sunlight Gold」「Rouge Red」の3色展開です。

価格はZenFone 4 Selfieは279米ドルから、ZenFone 4 Selfie Proは379米ドルからとなります。

5000mAhバッテリー搭載のエントリーモデル:「ZenFone 4 Max/ Max Pro」

ZenFone 4 Max Pro

「ZenFone 4 Max/ Max Pro」は、5000mAhの大容量バッテリーを備える「電池持ち」重視のエントリーモデルです。アウトカメラがデュアル構成になっていることも大きな特徴といえます。

バッテリーは46日間の待ち受け、40時間の3G通話、22時間のビデオ再生、26時間のWi-Fi環境でのWeb閲覧(公称の最長値)ができるという長持ちバッテリー。「Super saving mode」にすれば、バッテリー残量10%の状態でも91時間の待ち受けが可能だといいます。また、他のUSB機器に給電する「Reverse charging」にも対応(USB OTGケーブルが必要)していて、かなり便利です。

バッテリーの充電中に温度や容量をコントロールすることで劣化を防ぐので、バッテリー自体の寿命が一般的なスマートフォンに比べて2倍に向上したといい、安全性にも配慮し、非純正アダプターの利用などを想定した12のバッテリー保護機能も搭載されています。

背面カメラはデュアル構成、1600万画素・F2.0のレンズ(画角80度)と500万画素・F2.2の広角120度のレンズを採用しています。インカメラは1600万画素・F2.0のレンズ(画角80度)です。

プロセッサはSnapdragon 425またはSnapdragon 430(特定市場向けモデルのみ)、内蔵メモリ(RAM)は最大で3GB、内蔵ストレージは最大(ROM)で32GBです(市場により異なります)。

ディスプレイは解像度HDの5.5型IPS液晶。本体下部にはホームキーを兼ねた指紋認証センサーを備えています。

SIMカードはnanoSIMを2枚搭載可能なLTEと3GのDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応です。microSDカードスロットがスロット3として、独立した形で設けられているため、2枚のSIMカードとmicroSDカードを同時に利用することができます

カラバリは「Deepsea Black」「Sunlight Gold」「Rose Pink」の3色展開です。

 

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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