[WWDC 2017] Appleが新Mac OS「High Sierra」を発表 MacがついにVRに対応、ファイルシステム刷新で高速化

Appleは6月5~9日(現地時間)にかけてアメリカ・サンフランシスコで、開発者向けカンファレンス「WWDC 2017」を開催し、その基調講演で様々な新デバイスのほか、新たなPC向けmacOS「High Sierra」を発表しました。

今回は発表された新OSの新機能などをみていきたいと思います。

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Apple Japan

次世代Mac OS「High Sierra」はファイルシステム刷新で超高速に

Mac PC向けの次世代macOS 「High Sierra」(ハイシエラ)は開発者向けプレビューは今日から公開され、6月後半にパブリックベータ版を公開。一般向けリリースは秋の予定です。

対応するハードウェアは、MacBookとiMacが2009年以降、MacBook AirとPro、Mac miniとMac Proが2010年以降のモデルです。

一番の特徴はファイルシステムの刷新。標準のファイルシステムをより高速かつ堅牢な「Apple File System(APFS)」に変更し、ファイルのコピーやバックアップが高速になります。そしてもう1つの大きな進化がVRヘッドセットへの対応です。

新ファイルシステムで超高速化

新ファイルシステム「Apple File System」は、ファイルコピーなどが超高速になった新システム。デモでも、複数の動画ファイルのコピーが一瞬で完了。他にもクラッシュに対するファイル保護強化やファイル更新スナップショットの安定化、ファイルシステムネイティブでの暗号化サポートなど、大きく変更されています。

ビデオのファイル形式もアップデートし、従来のH.264からH.265に。動画編集をする方はわかると思いますが、これによってファイルサイズがかなり減って、圧縮効率が40%アップ。もちろん4K対応です。

Metal2になってついにVR対応

開発ツール群のMetalはMetal2にアップグレード。描写速度は10倍にアップし、機械学習やバーチャルリアリティといった機能が加わり、エンターテインメントアプリケーションやプロ用クリエイティブアプリケーションのための外付けGPUもサポートするようになります。

そしてMetal2へのアップグレードにより、Macで初めてVRヘッドセットへ対応します。

対応ヘッドセットは現在のところHTC Viveのみ。対応アプリケーションは、SteamVRやUnreal Engine、Unity、Final Cut Pro Xが挙げられています。360度動画やVRゲームの製作など、クリエイティブニーズに対応します。

利用できるのは、新しいiMac Retina 5Kディスプレイモデル、12月に登場するiMac Pro、または外付けGPUと組み合わせた対応するMacです。

標準アプリでも機能強化

そのほか標準アプリケーションも進化しました。まずは「世界一速い」と謳うSafari(色んな所で聞くセリフですが…)。

JavaScriptをGoogle Chromeに比べて80%高速化。動画の自動再生防止機能やトラッキング防止機能「Intelligent Tracking Prevention」も搭載。ウェブブラウジングのセキュリティレベルがアップしています。

また日本サイトでは改良された二言語入力も紹介されています。Safariで入力方式を頻繁に切り替えなくても、日本語と英語を組み合わせた言葉を入力でき、話題の言葉やフレーズも選択肢として候補ウインドウに表示するようになっているということです。

続いてはメール

フルスクリーン表示時の分割表示機能が新たに搭載し、メール容量が約30%節約できるように。また「トップヒット」機能も新たに追加され、検索ワードに最も関連するEメールをリストの一番上に表示するようになりました。

Photoアプリも機能が向上。顔認識機能が搭載され、カタログ名や写真編集の結果が全端末で同期されます。写真編集機能もアップして細かい編集もできるようになりました。

この他、様々な細かいアップデートがされるようですので、確認してみてください!

Apple – macOS High Sierra

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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