新型MacBook Pro発表!Fnキーが消えTouch Bar搭載。何が消え、何が搭載されたの?

 10月27日にAppleが開催したApple Special Eventの中で新型「MacBook Pro」が発表されました。当ブログで搭載したうわさ通り、新型MacBook Proでは、使用状況に合わせて変化する新しいインターフェースの「Touch Bar」が搭載されています。他にもUSB-CとThunderbolt 3をひとつにまとめた最大40Gbpsのデータ転送が可能なポートが搭載されたりと、さまざまな進化を果たしている新型MacBook Proですが、前モデルに搭載されていたUSB-Aポート・HDMIポート・SDXCカードスロットなどはなくなってしまいました。
MacBook Pro – Apple(日本) http://www.apple.com/jp/macbook-pro/

圧倒的に薄く軽く。Airはいるのか

新しいMacBook Proは圧倒的に持ち運びが楽なデバイスの基盤となる特質と、妥協のない性能を兼ね備えています。そのため、新しいMacBook Proでは製品の総容積を劇的に削減しているそうで、最大17%も薄くなったそうです。

さらに過去最高のRetinaディスプレイ(13インチ:解像度2560×1600、15インチ:解像度2880×1800)を搭載。


より大きくなった感圧タッチトラックパッドでは広々としたエリアであらゆるジェスチャーを駆使できます。トラックパッドの面積は最大2倍にまで拡大しています。

キーボードの設計も改良を重ね、各キーの下のドームスイッチを最適化することでより優れた反応が返ってくるようになっており、正確さと効率が向上しています。

そのキーボードの上部に新しく配置されることとなったのが、Touch Barです。

Fn、Escキーを廃止してまで搭載した”Touch Bar”

機能的な面で最大の特徴となるのが、キーボードの最上段(従来ファンクションキーが配置されていた段)に搭載されたタッチパネル付きディスプレイ『Touch Bar』です。

これは表示や細かな位置が変更可能なタッチパネル付きディスプレイの特性を活かし、アプリケーションやユーザーの使い方によって様々な機能を割り当て、また画像のサムネイルや動画タイムライン表示など、小型の画面としても使えるようにした設計。ユーザーによるカスタマイズも可能です。
なお、一部のウワサでホットだった「Escキー廃止」に関しては、アプリによっては非表示となります。

これまで隠れていたコマンドがTouch Bar上に表示されるようになるので、さまざまなアクションをより簡単に使えるようになります。


キーボード上にある「fn」キーを長押しすることでファンクションキーを表示することもできます。

(….何この仕様…。)

また、アプリケーションごとに最も関係のあるコントロールが動的にTouch Bar上に表示されるので、作業効率は一段とアップします。(今までと操作性が変わるというのが効率を下げる気がする)

さらに、新型MacBook ProはTouch IDを搭載した初のMacでもあります。Touch IDはTouch Barの右端部分に搭載されているようです。

もちろんApple製のアプリケーションだけでなく、サードパーティー製のアプリケーションでもTouch Barを使用できます。(MS,Adobeなどが準備段階のようです)

 

あれっ、イヤホンジャックが!

新型MacBook Proは13インチモデルが2つ、15インチモデルが1つ用意されており、税別14万8800円から購入可能。最も安価なモデルはTouch Bar非搭載で、代わりに12個の物理ファンクションキーが搭載されています。

新型MacBook Proは一世代前のモデルに搭載されていたUSB-Aポート・HDMIポート・SDXCカードスロットなどがなくなっているのですが、代わりにThunderbolt 3とUSB-Cが統合したポートを搭載しています。データの転送速度は最大40Gbpsで、これはThunderbolt 2の2倍、USB 3.0の8倍の速度です。

最も安価なTouch Bar非搭載モデルはポートが2つだけですが、Touch Bar搭載の13インチと15インチモデルはそれぞれ左右側面に2つずつ合計4つのポートを搭載します。(充電に1つのUSB-Cポートを使用すると1つしか残らない)

ACアダプタは、4基のうちどこに接続しても電源が供給できる仕様となっています。なお、直径3.5mmのヘッドホン端子も搭載します。

これでiPhone7のイヤホンジャック廃止は防水に対応するためだったとはっきりしました。(Android端末は防水+イヤホンジャック搭載がスタンダードなのに)

また、一世代前のモデルよりもさらに速くなったSSDを搭載しており、15インチモデルでは初めて2TBのSSDを選べるようになっています。

廃止するには早すぎたポート削除

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 Thunderbolt 3(USB-C)以外のポートを削除してしまった点は、Appleらしい「数年後のコンピューティング環境」を見据えた大胆な移行と評価ができる一方、実用性の面で大きな疑問符が付きます、

カメラで撮影した写真の取り込みやSDカードやUSBメモリに入った資料を確認したいときなど、いちいちアダプターやポートリプリケーターを経由してアクセスしなければならなくなるのです。

Appleとしては、これらはワイヤレス転送、あるいはクラウドを通じた同期へとトレンドが動くと考えているのでしょう。実際、そのように世の中は動くと思うが、どのぐらいのスピードで動くかは分かりません。

カメラとコンピュータのワイヤレス接続は、まだ成熟されておらず、カメラメーカーごとのインターフェースや機能の違いが多いのが現状。ファイル転送を全てAir Dropで行えと言われても不安定で時間がかかります。

もちろん、Thunderbolt 3は最大40Gbpsの速度が出せる新世代のインタフェースであり、電源ポートとしても利用しつつ、USB 3.1 Gen.2、DisplayPort、HDMI、VGA(アナログRGB)を統合できる優れた技術です。MacBook Proが標準装備したうえで他ポートを排除したことで、対応する周辺機器は変換アダプターやポートリプリケーターを中心に一気に増えていくでしょうが、あらゆる周辺機器のインタフェースにまで浸透していくには時間がかかります。

スペックまとめ

日本版の13インチ/Touch Bar搭載の最廉価構成モデルは、17万8800円。CPUが物理2コア版Core i5、メインメモリ8GB、SSDは256GBのPCI Express接続、GPUがCPU内蔵(インテルのIrisグラフィックス 550)という構成。またSSDを512GBに増設したモデルは2万円アップと、従来より価格差が縮まっているのもポイントです。本体サイズは304.1×212.4×14.9mm(幅×高さ×奥行き)、重量は1.37kg薄さと軽さは、現行モデルの値が18.0mm/1.58 kgなので、3.1mm薄く、120gほど軽くなっています。

15インチの最廉価構成モデルは、23万8800円。CPUが物理4コア版Core i7、メインメモリ16GB、SSDは256GBのPCI Express接続、GPUがRadeon Pro 450(詳細仕様は不明)という構成。上位モデルはCPUクロックが100MHz向上し、SSDが512GBに増量、GPUが高速化して4万円アップです。本体サイズは349.3×240.7×15.5mm(幅×高さ×奥行き)、重量は1.83kgこちらの現行モデルは18.0mm/2.04kgなので、2.5mm薄く、210gほど軽い計算。全体の重量はともかくとしても、軽量化の恩恵は15インチ版のほうが大きくなっています。

◆13インチMacBook Pro(Touch Bar非搭載)

・13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ
・2.0GHzデュアルコアIntel Core i5、または2.4GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.4GHz)
・最大10時間駆動するバッテリー
・最大1TBのSSD
・感圧タッチトラックパッド
・1.37 kg

◆13インチMacBook Pro(Touch Bar搭載)

・Touch BarとTouch ID
・13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ
・2.9GHzまたは3.1GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ、または3.3GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
・最大10時間駆動するバッテリー
・最大1TBのSSD
・感圧タッチトラックパッド
・1.37 kg

◆15インチMacBook Pro

・Touch BarとTouch ID
・15.4インチ(対角)LEDバックライトRetinaディスプレイ
・2.6GHz、2.7GHz、または2.9GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)
・最大10時間駆動するバッテリー
・最大2TBのSSD
・感圧タッチトラックパッド
・1.83 kg

 

おわりに

というわけで今回は新型Macbook Proについてみてきました!

今回紹介したものの他にも、本体の外装レベルでのアップデートは4年ぶりとなるだけに、様々な点で改良がなされています。

日本では円高傾向が反映された結果、価格が事実上の値下げに近くなっていることもあり高い人気が予想されます。

もちろん、多くのポート廃止とキーボードの最上段廃止というのは大きな波紋を呼ぶでしょうが、果たしてこれに時代が追いつくのが早いか、それとも結局ほかのノートブックが使いやすいじゃないか、とAppleの予想を覆す結果になるのか、注目です。

購入を検討されている方は自分の環境に必要なものの取捨選択を誤らないでくださいね笑

ちなみに、円高の反映でiMacやMacbookなどは値下げが発表されていますので、これを機会に他のMac製品をチェックしてみるのもいいかもしれませんね!

それでは!

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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