ヤマト運輸、宅配便の運賃を10月1日から値上げ 基本運賃140~180円上乗せ、デジタル割など新サービスも

ヤマト運輸は5月19日、10月1日から宅急便の基本運賃を値上げすると正式に発表しました。

基本運賃の改定にあわせ、宅急便の新たな割引制度や新サービスも開始します。

競合する佐川急便や日本郵便に比べて2割前後高くなり、値上げで得た原資は人材採用や従業員の待遇改善に充てるということです。

ヤマト運輸プレスリリース

特設サイト(5月22日開設)

 

宅急便値上げは27年ぶり

宅急便の基本運賃は、サイズに応じて現行運賃(税抜)に140円から180円を加算します。サイズごとの改定価格は上記表のとおりです。

例えば、関東エリア⇔関西エリア間の60サイズは現行800円が940円(どちらも税抜き)となり、日本郵便の同じ条件に比べて2割高く、佐川急便と比べても2割弱高くなります。

10月1日以降の宅急便の基本運賃表(PDF)

また発売当時に比べレジャー用品が大型化したことにともない、サービス規格も見直します。

「スキー宅急便」(オールインワン型)現行140サイズから、160サイズに改定します。ゴルフ宅急便も現行の120サイズから140サイズに改定スーツケースの取り扱いは実サイズを査定し、現行の上限サイズを120サイズから160サイズに改定します。

デジタル割など新割引制度も

10月1日から新たな割引制度と新サービスも開始します。

新たな割引制度「デジタル割」は、店頭端末「ネコピット」で発行したデジタル送り状を利用すると、荷物1個につき50円を割引する制度です。

また、クロネコメンバーズ会員が発送時、直営店に持ち込むと、荷物1個ごとにさらに50円を割引。現行の持込み割引と合わせると、150円の割引となります。

新サービス「宅急便センター直送サービス」は、ユーザーが届け先を自宅ではなく、直営店(宅急便センター)への直送を指定した場合、通常の宅急便運賃より荷物1個につき50円値引きするというものです。

10月1日時点でのデジタル割の適用は、直営店とセールスドライバー集荷の受付から開始し、デジタル割の受付窓口は、順次拡大予定です。

「12時から14時」配達指定枠を廃止

ヤマト運輸は4月28日に「想定を上回る宅急便取扱数量の増加と労働需給の逼迫」や「人件費の高騰」などを理由に「今後のさらなる環境変化とコスト増に対応しながら、事業の持続的成長を図っていくことは困難である」とし、デリバリー事業における構造改革の実施を発表しましたが、6月19日より社員の昼休憩取得と長時間労働抑制のため、配達時間帯の指定枠を変更することを発表しています。

まず、時間帯指定配達の「12時から14時」の配達指定枠を廃止します。

また現行の「20時から21時」の配達時間帯の指定枠を廃止し、「19時から21時」の2時間の指定枠を新設します。

なお、4月24日より当日再配達の受付時間を20時から19時に一時間繰り上げていて、WEBでの当日再配達の受付時間は18時40分までとなります。翌日以降の再配達依頼についてはこれまで通り24時間受付可能です。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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