JR西日本「トワイライトエクスプレス瑞風」は6月17日デビュー! 最高倍率は68倍 豪華クルーズトレイン新時代#1

2017年6月17日に運行を開始することが決まったJR西日本の豪華クルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(トワイライトエクスプレスみずかぜ)

山陽や山陰を片道1泊2日や周遊2泊3日で巡るコースが設定され、第1期(2017年6~9月出発分)は募集368件に対し、申し込みは5.5倍の2022件。そして最高倍率68倍を記録するなど大変な人気ぶりとなりました。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風 公式サイト

対するJR東日本は、2017年5月1日に「トランスイート四季島」を運行開始する予定で、日本の豪華クルーズトレインの先駆者として2013年に登場したJR九州の「ななつ星in九州」を含め三つ巴の戦いの様相を呈しそうです。

というわけで今回から全4回に渡って「豪華クルーズトレイン新時代」と題し、世界的に大人気となっている日本の豪華クルーズトレインについて取り上げたいと思います。4回目は3社のクルーズトレインを比較する予定ですのでお楽しみに。

【豪華クルーズトレイン新時代】の連載記事

美しい日本をホテルが走る

「美しい日本をホテルが走る」をコンセプトとするJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」

京都や松江、出雲、宮島などの豊かな歴史・文化、日本海や大山、瀬戸内海の多島美などの美しい自然を、ホテルのような上質さと心休まる懐かしさを感じる車両で日本の素晴らしさを再発見する旅、をウリとします。

「瑞風」は今年6月17日(土)にデビュー予定。山陽や山陰を片道1泊2日や周遊2泊3日で巡るコースが設定され、料金は1泊2日コースで27万円から(ロイヤルツイン2名利用時、6月~8月出発分)。

第1期は募集368件に対し、申し込みは5.5倍の2022件。そのなかで最高倍率は、6月21日(水)に出発する「山陽・山陰コース」の「ザ・スイート」という部屋で、その倍率は68倍でした。

山陰・山陽を走る5コース

「瑞風」のルートは地図のようになっています。

5つのコースは、すべて京都駅・大阪駅を始点もしくは終点とし、山陽コース・山陰コースは1泊2日で京都・大阪発の下りコースと下関発の上りコースが設定されます。

  • 山陽コース(下り) ~せとうちの歴史に触れる旅~(1泊2日/片道):京都・大阪→下関
  • 山陽コース(上り) ~せとうちの美を愛でる旅~(1泊2日/片道):下関→京都・大阪
  • 山陰コース(下り) ~文豪と維新の歴史をたどる旅~(1泊2日/片道):京都・大阪→下関
  • 山陽コース(上り) ~神話と自然美に触れる旅~(1泊2日/片道):下関→京都・大阪
  • 山陽・山陰コース ~西日本の原風景を堪能する旅~(2泊3日/周遊):京都・大阪→京都・新大阪

おもな走行線区は東海道本線、山陽本線、山陰本線、呉線と伯備線の一部区間です。

そして旅行代金は以下の通り。各出発日共通で最大34名の募集人数です。

価格は27万円~125万円の設定で、ななつ星より僅かに安い位の価格設定となっています。

旅行予約は「トワイライトエクスプレス瑞風ツアーデスク」、もしくは大手旅行代理店より可能です。(詳細はTwilight Express瑞風ホームページをご覧ください)

大学生からすると高いんですが、よくよく考えたら海外旅行もこれくらいしますね。豪華列車で日本再発見の旅もいいかも。

瑞風グリーンの上品な車体デザイン

デザインコンセプトは、上質さと心休まる懐かしさを感じさせる「ノスタルジック・モダン」。

車体色はトワイライトエクスプレスの伝統を受け継ぎつつ、上質さを演出した「瑞風グリーン」の車体に金色のエンブレムを配しています。また、編成前後の先頭部に設けられた展望デッキには、5本のラインや丸いヘッドライト、往年のボンネット型特急車両を彷彿とさせる、高い位置の運転台など懐かしさを演出しています。また、インテリアは、昭和初期に一世を風靡したアールデコ調をベースにしており、大きな窓から美しい景色も楽しめるようになっています。

デザイン統括・インテリア監修は建築家・インテリアデザイナーの浦一也氏、エクステリア監修はインダストリアルデザイナーの福田哲夫氏です。

各車両を見ていきましょう。

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は、ディーゼル発電機にて発電した電力とバッテリーアシストによるモーター駆動で走行するハイブリッド方式車両は10両編成で、展望デッキと展望室を備える機関車が先頭車として前後に配置され、その中間に寝台客車6両と食堂車1両、ラウンジカー1両が連結されます。客室は1人用「シングル」が2室、2人用「ツイン」が12室、2人用ユニバーサル対応の「ツイン」が1室、2人用「スイート」が1室となっています。クラスは3クラスの客室(ザ・スイート、ロイヤルツイン、ロイヤルシングル)です。食堂車・展望車・ラウンジカーはパブリックスペースとなります。

ロイヤルツインの客室(夜間ベッド仕様時)

各客室内の共通デザインとして、中国産木材を使ったドアや沿線の伝統工芸品で装飾があります。客室内から列車の左右両側を眺望できるレイアウトと大型の窓を採用していて、客室内は格納式のベッドにより、昼間の時間帯は客室内をリビングスペースとして活用できるようになっています。

7号車の「スイート」は、1両まるごと1室として使用しており、バスタブ付きのバスルームや、プライベートバルコニー、リビング、ダイニング、寝室、エントランスなど1両分の空間を豪華に使用したデザインです。(デザインは特別感の演出のため非公開)

6号車の食堂車は、2人席6卓と4人席2卓を備えており、キッチンはオープンキッチンとなっているため、車内調理のライブ感を体験できるようになっています。

5号車のラウンジカーは、バーカウンターや立札の茶の卓、ブティックスペースを備えていて、木を多用した落ち着いた空間になっているます。

 

1号車、10号車は展望車となっていて、ミニラウンジでソファーに座ってくつろぎながら天井まで続いた窓で車窓に流れる景色を楽しめるます。また、外部展望デッキには、走行時でも最後尾はではデッキの外に出て走行風を満喫することができます。

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は近畿車輛と川崎重工業が5両ずつ製造を担当。昨年3月の車両搬入以来、車体保護の黒いラッピングが施されていましたが、2月23日の記念式典にて「瑞風グリーン」の車体色に金色のエンブレムとラインを配した外観が初披露されました。記念式典にはJR西日本代表取締役社長の来島達夫氏、デザイン統括・インテリア監修の浦一也氏、エクステリア監修の福田哲夫氏、アンバサダーを務めるヴァイオリニストの葉加瀬太郎氏が出席しました。記念式典では瑞風アンバサダーの葉加瀬太郎氏によるテーマ曲も発表されました。

ホテルグランヴィア京都内に設置される専用ラウンジ

そして運行開始に合わせ、大阪駅・京都駅・下関駅にはモニュメントやベンチが設置されます。京都駅・大阪駅ビル内にあるホテルグランヴィア京都・大阪には専用ラウンジが設置されます。いずれも、乗車前のチェックインや荷物預かり、ドリンクの提供などが行われます。

運行を開始するのは6月17日。大阪や京都の駅でその姿が見られるのが楽しみです!

【つづく】

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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