10/4 Google発表会まとめ 新型高スペックスマホPixel発表も日本発売なし Google Home、新Chromecastなど

Googleが10月4日(日本時間5日1時~)のイベント「Made by Google」で、Google純正の新スマホ「Google Pixel」と「Google Pixel XL」が発表されました。両機種にはGoogleが長年研究してきたAI技術を詰め込んだ会話型AI「Googleアシスタント」が内臓。カメラ性能やバッテリー性能などを強化し、クラウドサービスも端末向けに統合されるとのことです。

発表会ではCEOのサンダー・ピチャイ氏(Sundar Pichai)などが登壇。Pixelのほか、Google Home、Chrome Cast Ultra、VRヘッドセットDaydream View、Google Wi-Fi、新Googleアシスタントが発表されました。

というわけで今回は発表会でどんなものが登場したのか、みていきたいと思います!

進化したGoogleのAI

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発表会スタート!

最初に登壇したのはGoogle Inc.のCEO、サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏です。Googleの創業者であるラリー・ペイジ(Larry Page)氏とセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏は、Googleの各事業に注力するため、持株会社としてAlphabet Inc.(アルファベット社)を設立し、組織を再編、共同創業者の2人はそれぞれAlphabet社のCEO、社長に就任しました。GoogleやGoogle傘下のNestやGoogle XなどはAlphabetの子会社になり、それまでGoogleの製品チーフだったサンダー・ピチャイ氏がGoogleの新CEOに就任しました。

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PCの誕生やWebの発明などコンピューティングの歴史を振り返り、「モバイルファーストからAIファーストへ(Mobile first to AI first)」を宣言。これが今回のテーマのようです。

snap17471Googleの手がけてきたAIと機械学習が1つの製品になったのが「Googleアシスタント」です。GoogleアシスタントはGoogle I/O 2016で発表された人工知能ボット。

人間の個人秘書のように、自然な会話で、そのユーザーが必要なときに、必要なことを賢く手伝ってくれます。

これまでにAIのGoogleアシスタントと会話できるメッセージングアプリ「Allo」が公開されています。

Google アシスタントを実現する技術、GoogleのAIへの取り組みを紹介。ナレッジグラフはすでに700億の事柄と関係性を理解。自然言語処理、機械翻訳。DeepMind のAlphaGo が人間の囲碁チャンピオンを破ったことを紹介したり、機械学習による画像認識(キャプション付加)の正確性は2014年の89.6%から93.9%へ向上したなどなど。。

そして発表は、こうした技術をユーザーに届けるハードウェア製品の発表へ。

New Phone, made by Google. We call it “Pixel”.

お待ちかねのPixel登場です!

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Pixel はインダストリアルデザインからユーザーインターフェースまで、すべてGoogleが自ら開発。

会話型人工知能の「Googleアシスタント」が初搭載されるほか、4Kにも対応した高性能なカメラ・容量無制限で写真を保存可能なGoogleフォト・ビデオ会話アプリのGoogle Duo・VR機能が搭載されています。ホーム画面などのUXも新設計されました。

端末の開発はHTCが担当していますが、以前のNexusシリーズなどとは異なり、背面にはHTCのロゴはなく「G」のマークが。端末開発以外のデザインやソフトデザインを全てGoogleが開発したことを象徴していますね。

Googleアシスタントを初搭載

そして登壇者が交代し、Googleアシスタントの実演です。

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Googleアシスタントはホームボタンから起動。AIとの会話しながら、去年の10月に撮影した写真を表示したり、友人にメールを送る手伝いをしてもらったり。優れた音声認識能力を有しているのでスマートフォンをポチポチタップしなくてもOK。他にも映画館の周辺にあるレストラン情報やその予約、経路検索などもGoogleアシスタントにお任せできます。

基本は従来の Google Now のような自然言語の会話で操作するのですが、違いは検索やメールなどひとつひとつの機能だけでなく、ユーザーがしていることや画面の文脈を読んで、先回りで適切なヘルプをしてくれること。ユーザーが手動でアプリを切り替えたり入力する必要なく一連の動作を助けてくれるのです。さらには返答のスピードも超高速に。いままではいわゆる「AIの考える間」がありましたが、新Googleアシスタントではその間を感じさせません。

カメラはスマホ史上最高スペック!

続いてはカメラ!

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カメラを評価する DxO Markで、全スマートフォンカメラ中で最高のスコア89を記録!

これは一般的なDxo Markのスコアではミドルクラス一眼レフのレベル!スマホがついにここまできたんですね笑

イメージセンサーの画素数は1230万画素と少なめですが、これは画素ピッチを1.55マイクロメートルとスマートフォン用センサーとして広げ、暗所撮影(高感度時)などでもノイズ感を防ぐ思想によるもの。昨今のハイエンド級でトレンドとなっている設計です。

撮影モードは、連写からベストショットを選べる「スマートバースト」や遅延のない複数ショットHDR合成「HDR+」などを搭載。また手ブレ補正機能が強力である点や、Googleの調査においてスマートフォンカメラ中で最速のシャッタータイムラグを実現している点なども特徴としています。

さらに、Pixel ユーザーはすべての写真、すべての写真が無圧縮で無制限にGoogle Photos へ保存できる特典。4Kビデオも含めてフル解像度できます!

15分で7時間の高速充電!

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急速充電機能も搭載。最速の場合「15分間で最高7時間」動作が可能とアピールします。

ほんとものすごいスピード過ぎて…

純正カバーも従来モデルからは考えられないほど、バリエーション豊富になっています。このあたりもNexusとは大きく違った箇所となりそうです。

24時間無休の電話・チャットサポートにも対応し、OSは自動アップデート、iPhoneからの乗り換えも同期システムを搭載し簡単とのこと。Androidのバージョンは7.1、通称Nougat(ヌガー)の最新版です。

Google Pixelは5.5インチと5インチの「XL」の2サイズが登場。ここまでに発表されたGoogle Pixelの新機能は両サイズに搭載されます。

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Google Pixelはアルミニウムユニボディを採用しAMOLEDディスプレイを搭載。CPUはSnapdragon 821で、メモリが4GB・ストレージが32/128GB。メインカメラは1230万画素でF/2.0のレンズ。USB Type-Cに対応。指紋認証搭載。バッテリーは5インチが2770mAh、5.5インチが3450mAhとなっています。

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本体カラーはクワイトブラック・リアリーブルー・ベリーシルバーの3種類。

この名前って要するに「実にブラック、ほんとにブルー、とてもシルバー」って意味ですよね笑

Googleの新スマートフォン「Google Pixel」の特徴やスペックをまとめたムービーは以下の通り。

価格は649ドル(約6万7000円)から。

アメリカ・オーストラリア・カナダ・ドイツ・イギリスで今日から予約受付開始となっています。インドでは10月13日から予約受付開始の予定です。

残念ながら日本は含まれませんでした。Google Japan経由のSIMロックフリー販売も無い可能性が高い状態となり、とても残念です。。。。

ただし、国内で用いられている周波数バンドにも対応しているため、第2次販売国発表に期待です。

スペック表はこんな感じ。

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Googleストアでは日本語対応ページもオープンしています。

https://store.google.com/product/pixel_phone

GoogleのVRヘッドセット Daydream View

続いてはVRヘッドセットです。

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大部分が布製で、側面には「G」のマークが。

Gear VR やカードボードのような、スマートフォンが合体するタイプです。

特徴は、ファブリック素材(マイクロファイバー)を外装に採用し、全体にフレキシブルなこと。ガジェットを頭にくくりつける発想ではなく、身に着けるものとしてデザイン。

コントローラも付属。コントローラは、なくさないよう内部に保存できる仕組みです。

Pixel専用というわけではなく、あらゆるAndroid端末を使用できます。

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本体カラーは左からSnow・Slate・Crimsonの3色です。

登壇者が変わって、VRコンテンツの紹介です。

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ハリーポッターの世界で続く新しい物語 Fantastic Beasts のインタラクティブコンテンツが発表!

ほかには星座を見たり……FPSをプレイしたり……。huluを見たり……。もちろんGoogle Play Video や Google Photos などGoogleのコンテンツもVRに対応します。

ストリートビューで世界中を旅したり、YouTubeも対応します。

価格は79ドルで、Pixelとともに11月発売です。

スマホから操作可能な「Google Wifi」

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インテリアに溶け込むデザインと、無線設定にまつわる面倒さ、複雑さを極力廃したユーザーエクスペリエンス、最新規格による高速通信が特徴のGoogle Wifi。

動作中は本体にあるライトが点灯します。本体サイズは直径106.12×高さ68.75 mmで、重量は340グラム。本体はプラスチック製。Google Wifiは複数台使用してメッシュネットワークを構築可能。ユーザーの利用環境に合わせて、チャンネルを選択するなどネットワークを自動で最適化するとのこと。AC1200 2×2 Wave 2 Wi-Fiに対応し、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の同時デュアルバンドWi-Fi (2.4GHz、5GHz)を搭載しています。

snap18991また、専用アプリを使ってルーターを管理することも可能です。例えば、子どもが深夜にGoogle Wifiを使っていたら、ルーターに触れることなくスマートフォンのアプリからネットワークを遮断することができると説明しています。

Google Wifiの価格は1台で129ドル(約1万3000円)、3台セットで299ドル(約3万円)となっています。予約受付開始は11月で、発送は12月。3台セットで販売するというのは、どのような空間でも簡単に増設して快適にインターネットに接続できるようにするための複数台利用を想定しているからとのことのようです。

4K対応になったChromecast Ultra

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続いては駆け足で新Chromecastを発表。その名もChromecast Ultra。

4K解像度、HDR、ドルビービジョンに対応。無線は従来のChromecast から 1.8倍高速に。イーサネット接続も対応。
Netflix の4Kコンテンツも対応。Google Play Videoでも4K HDR作品の配信を開始するようです。
価格は69ドル(約7000円)で11月に発売予定です。

日本のGoogleストアにも登場しており、価格は9000円となっています。

IoTハブとして使える音声アシスタントスピーカー「Google Home」

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事前のうわさどおり、Amazon Echo のような据置きスピーカー+音声アシスタントの「Google Home」が発表されました。

部屋のどこにいても、OK Google で音声Google検索やさまざまな質問、ニュース、音楽検索や再生などの機能が使えます。
音楽再生はGoogleの音声認識と音楽検索を合体。正確に覚えていなくても、断片的な質問で特定して再生することができるようです。ネットからさまざまな音楽サービスを直接再生できるほか、Google Cast 対応スピーカーでもあるのでスマホやiOSデバイスからキャストして再生可能です。

さらにGoogle HomeはGoogleアシスタントを搭載しており、ユーザーの問いかけにGoogleアシスタントが可能な限り答えてくれます。お出かけ前に今日の天気を聞いてみたり、交通情報を聞いてみたり、自分のお気に入りのスポーツチームの試合結果を聞いてみたりと、いろいろな使い方が可能です。Googleカレンダーなどとも連動するので、タスクを登録しておけば、リマインダーとしても役立ちます。
Google Home で会話するGoogleアシスタントとスマホで使うGoogle アシスタントは当然ながら同じなので、「~を見せて」といえばスマホの画面に表示されます。

snap19511スピーカー、兼据え置き型Googleアシスタントであると同時に、家庭内の多くのIoTデバイスを集中コントロールできるハブでもあります。Google Homeが現在対応予定なのは、Nest、サムスンのスマートホームプラットフォームである「SmartThings」、スマートフォンで操作できるスマート電球の「Philips hue」、IFTTTなど。さらにフィリップス、SONY、東芝、VIZIO、B&O PLAY、ハーマン・カードン、LGも対応を予定しているようです。

Chromecast も操作できるため、声で「テレビで何々を見せて」といえば、リモコンもスマホも使う必要なく再生開始。番組名を言って「○○を見せて」といえば、Netflixから番組を検索してChromecastに送ってテレビで再生。声だけで好きなコンテンツを再生・コントロールできる。もちろんGoogleフォトにも対応します。

また、複数台のGoogle Homeで同時に同じ音楽を楽しむこともできます。

本体のスピーカーケースは繊維素材のマンゴー・マリーン・バイオレットや、金属素材のカーボン・スノー・カッパーなどと交換することも可能です。

Google Homeの販売価格は129ドル(約1万3000円)で、「YouTube Red」が半年無料になる特典も付いています。アメリカでは予約がスタートしていますが、日本での販売等については不明です。

そして唐突に全ての新製品情報はmadeby.google.comで見れます!といったところでライブストリーミングが終了しました。

おわりに

長くなってしまいましたが、Googleの新製品発表会についてお伝えしました。

ライブでPixelを見てすぐ買おう!と思いましたが残念ながら日本発売はなし。

発売は11月なので、それまでに日本での発売が決まってくれるとうれしいですが…。

AIの進化がものすごいので、GoogleアシスタントがAndroid端末全てに対応してくれるといいですね!

それでは!

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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