サムスン電子、Galaxy Note7の爆発原因を「バッテリーの問題」と正式発表 2016年ベストスマホだったはずが爆発相次ぎ販売中止、リコール…

韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は1月23日10時(現地時間)に行った記者会見で、昨年2016年8月19日に発売した同社のフラッグシップスマートフォン「Galaxy Note7」の本体が爆発・炎上するという事故が相次いだ問題に関し、その爆発原因を「バッテリーの欠陥」と発表しました。

Galaxy Note7は発売直後から、本体が爆発・炎上するという報告が相次いで、同年9月16日に発表されたリコールを経て、生産および販売が中止される事態となっていました。

サムスン電子プレスリリース(English)

同ニュースルーム・インフォグラフィック(English)

爆発原因は「バッテリーの欠陥」

Note7持ち込み禁止を伝える張り紙(Wikipediaより)

サムスン側はGalaxy Note 7の爆発原因について「バッテリー自体の欠陥だった」と説明します。

サムスン電子は当初、問題の原因はNote7のバッテリーを供給している2社のうちの1社、子会社のSamsung SDI製のバッテリーに問題があるとしていましたが、Amperex Technology Limited (ATL)のバッテリーを搭載したモデルでも問題が報告されたため、再リコールを実施し、さらなる調査と結果報告を約束していました。

爆発したとの報告を受けた後、サムスンでは製品20万台、電池3万台に及ぶ大規模なテストを実施し、ユーザーの使用条件に似た環境で充放電テストを繰り返したとしています。その結果、異なる2社が製造したNote7向けバッテリーに、それぞれ異なる原因で燃焼現象が起こることを確認したと発表しました。また、外部の調査機関であるUL、およびExponentの調査結果でも、爆発問題はバッテリーに起因しており、Galaxy Note7本体側には問題はないという結論に至ったとしています。

A社(Samsung SDI)のバッテリーでは、内部構造がツメツメだったために、異常状態の左側では、陰極板が曲がってしまっていたため、内部短絡が発生してしまった、としています。

B社(Amperex Technology Limited :ATL)のバッテリーは製造上の欠陥で、溶接の過程で正負電極の接触に問題があったといい、異常状態を示す左側では、絶縁テープが破れ負極側と正極側で短絡を起こしていたということです。

A,B社いずれのものも内部短絡が発火の原因になったと見られています。

再発防止策については、新たにX線や解体試験などでバッテリー内部状況を詳細に検証できる「8ポイントバッテリー安全性検査」を導入。さらに今回の爆発原因の改善に加えて、製品の企画段階から安全を最優先にした複数の安全策を導入、研究機関の専門家を集めた諮問団により、製品の安全性を客観的に評価することができる仕組みも導入するとしています。

プレスカンファレンスで壇上に上がったサムスンの担当者は「顧客と通信キャリア、流通取引先、すべてのパートナーに深く謝罪する。バッテリーの設計と製造工程上の問題点を製品発売前に最終的に確認し、適切に検証していなかったことについて責任を痛感する」とも述べました。(Engadget Japaneseより)

2016年のベストスマホになるはずだったNote 7

日本向けには2016年の冬モデルとして投入されることがほぼ確実だったGalaxy Note7。

米Apteligentの調査によると、2016年下半期のAndroidスマートフォンのユーザー数は、Galaxy Note7の販売が圧倒的で、グラフはこんな感じ。(Apteligentより)

なんとも圧倒的なユーザー数ですが、10月頃を境に一気に急降下。その後はGoogle PixelやSonyのXperia XZのシェアが上昇する結果になっています。

なぜこんなに人気だったかというと、スペックと完成度の高さです。

リコール問題で泣く泣く手放した方の多くが「Note 7が爆発しなければベストスマホだった」と言います。スマホ研究家の山根康宏“博士”も「Galaxy Note7を超えるスマートフォンはなかった」ITmediaの記事などで語っています。多くのメディアの記事を読んでも、発売当初はべた褒めの嵐です。

Snapdragon 820や4GBのメモリ、2560×1440の5.7インチ有機ELディスプレイ、ワイヤレス充電対応、虹彩認証機能搭載、IP68対応の防水機能、とこれだけでも素晴らしいスペックなのに、防水にまで対応したスタイラスペン「Sペン」が付属し、両面をカーブさせたエッジデザインと美しいメタル感、薄さ、…となんとも最強かつ最高の製品に仕上がっていると感じられます。

実は僕も実機を触ったんですが(どこでとは言わないですが)、デザインが美しくて、人気の高かった「Blue Coral」はホント綺麗でした。そして動きもサクッサクでカメラも綺麗、、、、。

いやあサムスンさん、惜しいことをしました。

 

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

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