総務省、IoT向けに「020」番号を割り当て 携帯向け「060」は見送り 携帯3社が10月から

総務省は、IoT、M2Mなどの機器同士のデータ通信などデータ通信専用に「020」で始まる番号の割り当てる制度を2017年1月1日から開始しました。

サービス自体の開始は今年の10月からで、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話3社は1月4日、無線を用いて機器間で通信するM2M通信など向けの電気通信番号(M2M等専用番号)として020から始まる番号帯(020-1~3、020-5~9で始まる番号)の利用を今年10月から開始すると発表しました。

“モノのインターネット”時代本格到来へ

IoT(モノのインターネット)は、スマートフォンやタブレットに留まらず、自動車や家電などあらゆる”モノ”がインターネットに繋がること。さまざまなモノを無線通信でインターネットに接続し、情報をやりとりする技術です。従来、通信機能を備えていなかった車や家電、産業設備などにセンサーや通信機器を搭載し、遠隔操作なども可能となります。センサーなどが安価に製造できるようになって普及が進んでいます。情報通信白書によると、2020年の世界の市場規模は2014年の約3倍の1.7兆ドルに達すると見込まれています。

総務省はIoT時代の本格到来を見据え、今回020の番号を新設。番号をこれまでより2桁多い13桁とすることで番号の枯渇に備えます。

020番号帯は、IoTデバイス同士のM2M(Machine to Machine)データ通信用途に特化した電話番号であす。原則としてパケット通信を対象としており、省令によりユニバーサルサービスの負担金は不要となります。利用のための要件として「第一種指定電気通信設備との間で呼の接続を行わないこと」と「電波法に基づく基地局の無線局免許を有すること」の二つが定められています。

既にM2M用に契約している090/080/070番号は、そのまま利用を継続できますが、090/080/070番号については引き続きユニバーサルサービスの負担金がかかることになります。

枯渇する携帯電話向け番号 060新設は見送り

現在、携帯電話向けには「090」「080」「070」で始まる番号が割り当てられていますが、このうち090、080はすでに枯渇。2013年11月からはPHSで使われている070が加わりましたが、枯渇が心配されており、対策として携帯電話向け「060」の新設が検討されていました。

昨年10月16日に開かれた総務省の有識者会議で、機器同士のデータ通信などデータ通信専用に、新たに「020」を割り当てる方針が決定。これにより、現在データ通信専用にも割り当てられている「070」の枯渇は防げると判断され、携帯電話向けの「060」の新設は見送りとなりました。

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

あわせて読みたい