バスケBリーグが始動!開幕戦に見るスポーツIT革命とは

 

先日22日、バスケットの新リーグ「Bリーグ」が開幕しました!

最初の試合となったアルバルク東京と琉球ゴールデンキングスの対戦は、80対75でアルバルク東京が勝ちました。

Bリーグは、これまでのバスケットボールの2つの国内リーグ、NBLとbjリーグを統一して新しく始まったプロリーグで、1部リーグにあたるB1には18チームが参加します。
22日の開幕戦では、昨シーズン、NBLで勝率1位のアルバルク東京とbjリーグで優勝した琉球ゴールデンキングスが対戦しました。

その開幕戦が、22日にフジテレビ系で地上波放送されたわけですが、その中継の目玉となったのが、代々木第一体育館の床に設置されたLEDビジョンコートです!

映像が浮かび上がるだけでなく、コートそのものもCGで映し出され、約1万人の観客を沸かせました。

というわけで今回は、どんどん進化していくスポーツとITの未来像についてまとめてみます。

LEDビジョンコートは公式戦世界初

僕も生で見ましたが、最初のオープニングセレモニーでは、ShuuKaRenのTake-A-Shot! feat.PKCZ®︎が披露され、まさにライブステージ。開会宣言とBリーグ発足のコンセプトムービーが会場に流れます。そして選手紹介もLEDビジョンコートの大画面で。会場の盛り上がる声がTVを通しても聞こえてきました。

そして試合が始まると、いいプレーや3pシュート、ダンクが決まるたびにLEDコートにチームカラーと「DUNK」の文字が広がったりしてとても盛り上がりました。

50センチ四方のLED板を1680枚使用し、3Pシュートなどが決まった際は色鮮やかに変化。天井からは230インチの大型画面を4枚使ったビジョンをつるし、コートと連動させて会場全体を光で彩るド派手演出でした。これは本場NBAでも実践されてませんから、まさに世界初!日本の技術ってすごいですね。。

各競技に広がる「スポーツIT革命」

今、スポーツの世界で「革命」とも言うべき新たな取り組みが次々に誕生しています。一昔前なら試合での選手のパフォーマンスをデータ化して戦術構築に活用するのはプロの専売特許だったが、最近では一般アスリートでも「見える化」が簡単にできるようになったのです。

プロの世界では一歩進んで、選手に関するデータをクラウドに蓄積してビッグデータ化することで、フィットネスや疲労度を診断するサービスも徐々に浸透していますよね。ITを核にしたイノベーションは、競技やトレーニングのみならず、テレビを主役としてきた観戦の常識をも変えようとしているんです。

どこにいても好きな競技を観戦

YouTubeなどの動画配信サービスのおかげで、リアルタイムで見れなかった試合も、あとで見直すことはできるようになったのですが、今ではどこでもリアルタイムでみられるようになりました。

オリンピックの際、民放各局やNHKが「gorin.jp」やNHKオンデマンドで各競技をライブ配信。スマホからでも気軽に見ることができました。

そしてソフトバンクも「スポナビライブ!」を発表。次々とライブ型スポーツ中継サービスは広がっています。

スポーツは情報戦の時代?

このところ、各競技の監督やコーチが、試合中にタブレットを持つ姿を身にすることが多くなりました。これがスポーツIT革命の発端です。

例えばバレーボール、テニス、野球、ラグビー、サッカー…これらの競技では、選手がどこを走ったか、どこに球が来たのか、心拍数などなど様々なデータが蓄積されてビックデータとして活用され、現在では観戦する私たちもその情報をリアルタイムで見れるようになりました。

2015年、あの番狂わせを起こしたラグビー日本代表が用いていた「ロケーションテクノロジー(位置情報技術)」。この技術を活用して世界を驚かせました。

ラグビーでは、以前からDLT(Direct Linear Transformation)法という手法でデータを取得していました。映像をコマ送りしながら、選手がどのように動いていったのかを分析する手法です。しかし、数年前からGPS端末を活用するようになり、以前よりも簡単に、かつ短時間で選手の移動距離などのデータを取得できるようになりました。

そしてドローンカメラも活用することで、トレーニング時に、選手それぞれの映像を撮影することで、個々に合ったトレーニングを受けられるようになり、また監督も選手データを集めやすくなりました。GPS端末は基本的に1人の選手の位置情報を取得するものであり、それ単体のデータだけではフィジカルトレーニングやコンディショニングトレーニングになかなか活用できません。しかし、映像とリンクさせるなど、他の技術と組み合わせることで、その有用性が高まったことで、あの番狂わせが起きたわけですね。

そして変わっていく観戦の未来

ここ最近、スポーツ観戦の楽しみ方が変わってきました。昨年夏の全国高校野球選手権大会から、スマホですべての試合をリアルタイムで観戦できるサービス「バーチャル高校野球」が登場し、一球ごとに詳細なデータを画面上で速報。また、ラグビーのトップリーグでは、試合会場で観戦しながら、同時に複数のテレビカメラの映像を楽しめるスマホアプリ「ヴォーゴスポーツ」も昨年12月から運用されています。

若者のテレビ離れが進み、試合が地上波で中継されなくなっている現在。提供側は、総合的なマーケティングが可能なインターネット経由の中継に将来性があると感じているのだといいます。一方、観戦する人もテレビの代わりに、移動先でも気軽に観られるスマホでの観戦にシフトしているのです。

スポーツを3D観戦?

スマホと3Dを掛け合わせたアイテムが注目を浴びています。2015年にはソニーが開発したスマートグラス「SmartEyeglass Developer Edition(SED-E1)」が登場。ホログラム光学技術を搭載し、目の前の風景にテキストや画像などの情報を重ねられるメガネ型ウェアラブル端末だ。現在アメリカで、同端末を利用して3D映像を楽しめるアイテムが開発中で、これが実用化されれば、平面ではなく立体的な視点でスポーツ観戦ができるようになる可能性もあります!

競技空間を丸ごとリアルに体感するパブリックビューイング

NTTが進めている、新たなパブリックビューイングがあります。2016年2月18日19日に開催された「NTT R&Dフォーラム2016」では、空手演舞(協力:公益財団法人 全日本空手道連盟)の中継がイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」という技術を使ってデモンストレーションされましたが、浮かび上がる疑似3D映像と迫力のある音が、あたかも目の前で競技が行われているようでした。

ステージに置かれた卓球台とオーバーレイ(重ねて投写)するかたちで、二人の卓球選手とボールの動きを再現した、Kirari!のコンセプトモデル。ピンポン球の移動につれて音場も移動し、実際に目の前で行われている試合を鑑賞する感覚になる。背景がクロマキースクリーンではないような状況でも、動いている選手だけをリアルタイムで切り出すための技術になります。

360°VR映像で臨場感を

同じくNTTが行っているのがVRを利用したスポーツ中継です。遠隔地で催されるスポーツイベントやコンサート、あるいは観光地へ旅行に行けない人たちが、全世界どこでもネットワークを介して、高臨場に没入感のある体験ができる未来をめざして開発を進めています。

実際には立てないプロ野球の試合のバッターボックスにも立ててしまう「VRスポーツトレーニング」のシステムなども開発中で、家に居ながらにして選手になったかのような体験ができる時代がやってくるのかもしれません。

編集後記

というわけでスポーツIT革命についてちょっと見てきましたがいかがだったでしょうか。

4年後に控えた東京五輪に向けて、次々と日本企業が新たな技術を開発しています。

本当に東京オリンピックが楽しみになってきました!

mamesuke

福岡出身、関西で学ぶ大学生。学生メディアとして、大学新聞で活動中。ガジェット好き、旅行好き、カメラ好き。鉄道もちょっとかじってます。

あわせて読みたい